講師紹介
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講師略歴
1967年、香川県高松市に生まれる。国語辞典編纂者・日本語学者。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院博士課程単位取得。『三省堂国語辞典』の編集委員を第6版(2008年刊行)から務める。国語辞典編纂のために、様々なメディア・日常生活の中などから現代語の用例を採集する作業を続ける一方、早稲田大学や成城大学などで非常勤講師を務める。
また、NHK『使える!伝わる にほんご』などのテレビ番組、自身のTwitterでも日本語の魅力を発信し続けている。
主著『辞書を編む』(光文社新書 2013年)、『三省堂国語辞典のひみつ』(三省堂 2014年)、『国語辞典のゆくえ』(NHK出版 2017年)、『小説の言葉尻をとらえてみた』(光文社新書 2017年)など。
Twitter ID: IIMA_Hiroaki
講演内容
「国語辞典から現代日本語が見えてくる」今から見て30年前の日本語は、今とさして変わらず、理解するのに支障がないように見えます。ところが、30年前の人が今の日本語を見ると、とても大きく変わっていて、理解するのが難しいに違いありません。この30年に、インターネットの発達に代表される大きな変化が起こり、それは日本語にも影響を与えました。いったいそれはどんな変化で、私たちの日本語は今どういう位置にあるのか。辞書編纂者としての観察をお話しします。
主要著書
『遊ぶ日本語 不思議な日本語』岩波書店(岩波アクティブ新書)、2003年『NHKわかる国語 読み書きのツボ』(監修・本文執筆)、MCプレス、2005年
『非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門』ディスカヴァー・トゥエンティワン(ディスカヴァー携書)、2008年
『伝わる文章の書き方教室』筑摩書房(ちくまプリマー新書)、2011年
『ことばから誤解が生まれる ―「伝わらない日本語」見本帳』中央公論新社(中公新書ラクレ)、2011年
『辞書を編む』光文社(光文社新書)、2013年
『三省堂国語辞典 第七版』(共編)、三省堂、2013年
『辞書に載る言葉はどこから探してくるのか』ディスカヴァー・トゥエンティワン(ディスカヴァー携書)、2013年
『三省堂国語辞典のひみつ』三省堂、2014年(2017年・新潮文庫)
『三省堂現代新国語辞典 第五版』(共編)、三省堂、2014年
『不採用語辞典』PHP研究所、2014年
『「伝わる文章」を書く技術』新星出版社、2015年
『辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術』PHP研究所(PHP新書)、2015年
『国語辞典のゆくえ』NHK出版(NHKシリーズ)、2017年
『小説の言葉尻をとらえてみた』光文社(光文社新書)、2017年
『伝わるシンプル文章術』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2018年
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