講師紹介
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講師略歴
1980年東京都生まれ。2002年東京大学経済学部卒業。最優秀卒業論文に与えられる大内兵衛賞を受賞し、経済学部卒業生総代となる。
2007年プリンストン大学よりPh.D.取得(経済学)。
政策研究大学院大学助教授を経て、2014年4月から現職。
専門は戦略的な状況を分析するゲーム理論。
主な研究テーマは、現実の市場や制度を設計するマーケットデザイン。
学術研究の傍らマスメディアを通した一般向けの情報発信や、政府での委員活動にも積極的に取り組んでいる。
フジテレビ「とくダネ!」、関西テレビ「報道ランナー」にコメンテーターとして出演中。
財務省「理論研修」講師、金融庁「金融審議会」専門委員などを務める。
編著に『改訂版 経済学で出る数学 高校数学からきちんと攻める』(日本評論社、2013年)、『学校選択制のデザイン ゲーム理論アプローチ』(NTT出版、2010年)。監訳に『レヴィット ミクロ経済学 基礎編』(東洋経済新報社、2017年)、共著に『身近な疑問が解ける経済学』(日本経済新聞社、2014年)など。
講演内容
「『マーケットデザイン』って知ってますか?」個人のインセンティブを考えて、複雑に絡まった社会問題を解くゲーム理論。近年では、現実の市場や制度、契約などの仕組みのデザインにも役立てられています。2012年には、この新しい分野「マーケットデザイン」を支える理論と実践に対して、ノーベル経済学賞が授与されました。本講演では、講師の専門分野である「マッチング市場」の制度設計を中心に、マーケットデザインの基本的な考え方と現実への応用事例をご紹介します。
主要著書
『経済学で出る数学 高校数学からきちんと攻める』(共著)、日本評論社、2008年『モバイルバリュー・ビジネス— 電子マネー、企業ポイント、仮想通貨の見方・考え方』(共著)、中央経済社、2008年
『経済危機「100年に一度」の大嘘 CONUNDRUM 2009 Summer』(共著)、講談社、2009年
『学校選択制のデザイン ゲーム理論アプローチ』(編著)、エヌ・ティ・ティ出版、2010年
『モバイルバリューの社会システム』(共著)、経済産業調査会、2011年
『日本の難題をかたづけよう 経済、政治、教育、社会保障、エネルギー』(共著)、光文社、2012年
『改訂版 経済学で出る数学 高校数学からきちんと攻める』(共著)、日本評論社、2013年
『「学問」はこんなに面白い! 憲法・経済・商い・ウナギ』(共著)、講談社(星海社新書)、2014年
『日経ビジネス 日本経済入門』(共監修)、日経BP、2014年
『経済学で出る数学 ワークブックでじっくり攻める』(共監修)、日本評論社、2014年
『身近な疑問が解ける経済学』(共著)、日本経済新聞出版社(日経文庫)、2014年
『図解 ピケティ入門 いちばんやさしい『21世紀の資本』の読み方』(監修)、彩図社、2015年
『欲望の資本主義』(ナビゲーター)、東洋経済新報社、2017年
『レヴィット ミクロ経済学 基礎編』(監訳)、東洋経済新報社、2017年
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