講師紹介
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講師略歴
1953年生まれ。1977年 一橋大学社会学部卒業
1979年 一橋大学経済学部卒業
1981年 一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了
1982年 一橋大学商学部産業経営研究所 助手(~1984年)
1984年 同 専任講師(~1987年)
1987年 同 助教授(~1990年)
1990年 ハーバード大学大学院(GSAS)歴史及び東アジア言語学専攻博士課程修了、博士(Ph.D.)(歴史学)
1992年 ミシガン大学グローバル・リーダーシップ・プログラム コアファカルティー(~1995年)
1995年 一橋大学商学部産業経営研究所 教授(~1997年)
1997年 一橋大学イノベーション研究センター 教授(~2017年)
1997年 同 副センター長(~1999年)
1999年 同 センター長(~2001年)(2008年~2012年)
2001年 『一橋ビジネスレビュー』編集委員長(~現在)
2003年 ソニー株式会社グローバル・ハブ・インスティテュート・オブ・ストラテジー コ・プレジデント(~2004年)
2004年 株式会社教育と探求社 取締役(~現在)
2009年 六本木アカデミーヒルズ日本元気塾 塾長(~現在)
2012年 プレトリア大学GIBS日本研究センター 所長(~2015年)
2014年 認定NPO法人クロスフィールズ スペシャルアドバイザー(~現在)
2015年 認定NPO法人Teach For Japan アドバイザー(~現在)
2017年 一橋大学定年退職。一橋大学イノベーション研究センター 特任教授、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科 教授に就任。
イノベーションを核とした企業の経営戦略と発展プロセス、組織の史的研究を専門とし、多くの経営者から熱い支持を受けている。 著書は、『イノベーターたちの日本史:近代日本の創造的対応』(東洋経済新報社)、『創発的破壊 未来をつくるイノベーション』、『脱カリスマ時代のリーダー論』、『経営革命の構造』など多数。
講演内容
「イノベーターたちの日本史:近代日本の創造的対応」日本人は創造的ではないなどという人がいますが、本当にそうでしょうか?本講演では、明治から昭和初期にかけてきわめて創造的な対応を行ったイノベーターたちを通じて、近代日本の建国の姿が如何に創造的だったかについて話したいと思います。しかし、日本人だけが民族的に創造的であるといったナショナリスティックな主張ではありません。日本人にもそうした人々がいたという話です。創造的対応とは、社会経済の変化にただ順応するのではなく、まったく新しく対応することで、1947年にシュンペーターが用いた概念です。この観点から近代日本を見てみると、それはもうワクワクする旅に出るようなものなのです。
主要著書
『経営史』(共著)、有斐閣、1987年『The Japanese Iron and Steel Industry, 1850-1990―Continuity and Discontinuity』 London: Macmillan, NY: St. Martin's Press, 1994
『戦略的国家・企業・個人を求めて-パワー・トゥ・ザ・ピープル』創元社、1994年
『創造するミドル-生き方とキャリアを考えつづけるために』(共著)、有斐閣、1994年
『「日本株式会社」の昭和史-官僚支配の構造』(共著)、創元社、1995年
『経営革命の構造』岩波書店(岩波新書)、1999年
『ネオIT革命-日本型モデルが世界を変える』講談社、2000年
『敗者復活の経営学-チャレンジを続ける人だけが成功する』(共著)、PHP研究所、2001年
『勇気の出る経営学』筑摩書房(ちくま新書)、2001年
『かねよりもだ 「かね人種」亡国論「だ人種」救国論』(共著)、ベストセラーズ、2002年
『ジャパニーズ・ドリーマーズ―自己イノベーションのすすめ』PHP研究所(PHP新書)、2002年
『企業家の条件―イノベーション創出のための必修講義』ダイヤモンド社、2003年
『組織も戦略も自分に従う! ビジョン・キャリア・チャレンジ 』中央公論新社(中公新書ラクレ)、2004年
『成功のルールは変わった! VCから見たベンチャービジネスの真実』(共著)、企業家ネットワーク、2005年
『脱カリスマ時代のリーダー論』NTT出版(NTT出版ライブラリーレゾナント)、2005年
『創造するアントレプレナー』ゴマブックス、2006年
『起業ってこうなんだ! どっとこむ』(共著)、NTT出版、2006年
『創発的破壊:未来をつくるイノベーション』ミシマ社、2011年
『2枚目の名刺:未来を変える働き方』講談社(講談社アルファ新書)、2015年
『イノベーターたちの日本史:近代日本の創造的対応』東洋経済新報社、2017年
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