講師紹介
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講師略歴
1963年滋賀県生まれ。大阪大学基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。
京都大学情報学研究科助教授、大阪大学工学研究科教授を経て、2009年より大阪大学基礎工学研究科教授。
ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。
2011年に大阪文化賞を受賞。また、2015年には、文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞を受賞。
主な著書に『ロボットとは何か』『どうすれば「人」を創れるか』『アンドロイドは人間になれるか』などがある。
講演内容
「アンドロイドと近未来社会」本講演ではまず、人が人やロボットに関する存在感の基本問題と対話の本質について議論を行い、ロボットと人との関わりに関する理解を深める。次に、これらの理解に基づき開発したロボットの具体的な応用について議論をする。特に児童の生活支援や学習支援におけるロボットの応用可能性について、実証実験の結果を交えながら紹介する。最後に、今後5年以内に実現できるであろう対話型ロボットを紹介して、来たるロボット社会が我々に何をもたらすかを議論する。
主要著書
『ロボットとは何か――人の心を映す鏡』講談社(講談社現代新書)、2009年『どうすれば「人」を創れるか』新潮社、2011年
『アンドロイドを造る』オーム社、2011年
『人と芸術とアンドロイド――私はなぜロボットを作るのか』日本評論社、2012年
『アンドロイドは人間になれるか』文藝春秋(文春新書)、2015年
『人間と機械のあいだ――心はどこにあるのか』(共著)、講談社、2016年
『人はアンドロイドになるために』筑摩書房、2017年
『枠を壊して自分を生きる。: 自分の頭で考えて動くためのヒント』三笠書房、2017年
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