講師紹介
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講師略歴
中京大学体育学部卒業後、米国インディアナ大学にて修士号(トレーナー学)を、アイオワ大学にて博士号(バイオメカニクス)を取得。研究テーマは、スポーツパフォーマンスとスポーツ傷害のバイオメカニクス的分析。
中でも野球においては、プロ野球、社会人野球、大学野球の現場に密着した学際的研究を実施し、チームや選手のサポートを行う。
1991年8月~1996年5月 助手 University of Iowa (USA)
1996年5月~1996年7月 非常勤講師 University of Iowa (USA)
1997年2月~2004年1月 専任講師 University of Otago (New Zealand)
2004年4月~2008年8月 教授 中京大学生命システム工学部
2008年9月~現在 教授 早稲田大学スポーツ科学学術院
所属学会
国際スポーツバイオメカニクス学会(ISBS)、日本バイオメカニクス学会、日本体育学会、
日本機械学会
講演内容
「科学で斬るベースボール」大学野球、社会人野球、プロ野球の選手を対象にしたバイオメカニクス研究によって明らかになった知見を紹介します。科学の目でスポーツパフォーマンスを分析することにより、選手・コーチの経験知が支持されたものや、実戦感覚とは大きく異なる事実が明らかになったものがあります。これらを通して、スポーツ科学の面白さや意義を知ってもらえればと考えています。
主要著書
1. Yanai T., Matsuo, A., Maeda, A., Nakamoto, H., Mizutani, M., Kanehisa, H., Fukunaga, T. Accuracy in determining kinetic parameters with force plates embedded under soil-filled baseball mound. In proceeding of the 34th Congress of the International Society of Biomechanics, 2016.2. Nagami, T., Higuchi, T., Nakata, H., Yanai, T., Kanosue, K. Relation between lift force and ball spin for different baseball pitches. Journal of Applied Biomechanics, 32: 196-204. 2016.
3. Konda, S., Yanai, T., Sakurai, S. Configuration of the shoulder complex during the arm-cocking phase in baseball pitching. American Journal of Sports Medicine, 43(10): 2445-2451. 2015.
4. 城所収二、矢内利政.野球における『流し打ち』を可能にするもう一つのインパクトメカニズム.体育学研究 60:103-115, 2015.
5. 矢内利政 バイオメカニクスからみた肩関節インピンジメント症候群, 臨床スポーツ医学 30(5): 417-426, 2013.
6. Yanai, T., F. K. Fuss and T. Fukunaga. In-vivo-measurements of subacromial impingement: Substantial compression develops in abduction with large internal rotation. Clinical Biomechanics, 21(7), pp 692-700, 2006.
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