講師紹介
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講師略歴
1975年 福岡県生まれ2000年 東京大学医学部医学科卒業
2004年 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了、医学博士
1997年 ソニーコンピュータサイエンス研究所(CSL)研究アシスタント(~1998年)
1998年 ERATO北野プロジェクト研究アシスタント(~2000年)
1999年 山之内製薬株式会社研究員(~2004年)
2003年 独立行政法人理化学研究所 発生再生科学総合研究センター システムバイオロジー研究チーム チームリーダー
2004年 独立行政法人理化学研究所 発生再生科学総合研究センター 機能ゲノミクスサブユニット ユニットリーダー
2005年 東北大学加齢医学研究所客員教授(~2006年)
2005年 徳島大学ゲノム機能研究センター客員教授(兼任)
2006年 大阪大学理学研究科連携大学院招聘教授(兼任)
2009年 京都大学理学研究科併任教授(兼任)
2010年 国立遺伝学研究所客員教授
2011年 独立行政法人理化学研究所 生命システム研究センター 細胞デザインコア コア長
2011年 独立行政法人理化学研究所 生命システム研究センター 合成生物学研究グループ グループディレクター
2012年 東京大学大学院医学系研究科客員教授(兼任)
2013年 東京大学大学院医学系研究科 システムズ薬理学教室教授
専門: システム生物学、機能ゲノミクス、合成生物学
体内時計などをテーマに生命の時間・空間・情報の解明に取り組む。
「細胞を創る」研究会初代会長。
日本イノベーター大賞・優秀賞(2004年)、東京テクノフォーラム21・ゴールドメダル(2005年)、文部科学大臣賞 若手科学者賞(2006年)、日本IBM科学者賞(2009年)、日本学術振興会賞(2011年)、塚原仲晃記念賞(2012年)、山崎貞一賞(2015年)等を受賞。
講演内容
「全脳・全身透明化の先に見えてくること」私達のアタマやカラダを形作る全ての細胞を観察する挑戦が始まろうとしています。今回の講演では、その核となる透明化技術を紹介します。私たちは組織を丸ごと透明化し1細胞解像度で観察できる技術の開発に取り組み、マウス成体全身の透明化を世界で初めて実現することに成功しました。開発したCUBIC法は、脂質や血液を豊富に含む組織をアミノアルコールの脱脂作用・色素除去作用により透明化します。この技術に基づいた全身・各種臓器の全細胞解析は、生命科学・医学の各分野での今後の貢献が期待されます。
◎研究紹介 「全身透明化により「時間」の謎を解明する」(PDF)
主要著書
『爆笑問題のニッポンの教養 「体内時計」はいま何時?』(共著)、講談社、2008年『時計遺伝子の正体』(共編著)、NHK出版(NHKサイエンスZERO)、2011年
『生物のなかの時間』(共著)、PHP研究所(PHPサイエンス・ワールド新書)、2011年
『細胞を創る・生命システムを創る(実験医学増刊 Vol. 29-7)』(共編)、羊土社、2011年
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