講師紹介
このページを印刷
講師略歴
1955年 東京都生まれ1974年 筑波大付属駒場高校を卒業
1979年 東京大学理学部地学科を卒業
通産省主任研究官、米国カスケード火山観測所上級研究員を経て
1997年 京都大学大学院人間・環境学研究科教授
専門は火山学、地球科学、科学コミュニケーション。理学博士。
日本地質学会論文賞受賞(1996年)。
日本火山学会理事、内閣府災害教訓継承分科会委員などを歴任。
火山研究のほか、科学の啓発活動へ熱心に取り組む「科学の伝道師」。
京大生の人気No.1教授で、モットーは「面白くて役に立つ教授」。
ホームページ: http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~kamata/
講演内容
「日本列島に迫り来る火山と地震の危機 -「大地変動の時代」を生き延びる-」近年、御嶽山や箱根山など噴火が続いている。これらは東日本大震災に誘発された長期変動の一つと読み解くことができる。日本の9世紀は地震と噴火が特に多い時代だったが、それ以来1000年ぶりの「大地変動の時代」が始まったのだ。こうした巨大地震が発生すると、活火山の噴火を誘発する。おそらく今後数10年の間、さらなる地震と噴火に見舞われる可能性が高い(拙著『西日本大震災に備えよ』PHP新書を参照)。講演では取り沙汰されている富士山噴火の可能性も含めて、「大地変動の時代」に遭遇した日本人はいかにして生き延びれば良いかについて、首都圏在住の皆さまに地球科学の視座と対策をお伝えする。
主要著書
『一生モノの受験活用術―仕事に効く知識とノウハウ』祥伝社(祥伝社新書)、2016年『一生モノの超・自己啓発 京大・鎌田流「想定外」を生きる』朝日新聞出版、2015年
『せまりくる「天災」とどう向きあうか』ミネルヴァ書房、2015年
『西日本大震災に備えよ 日本列島大変動の時代』PHP研究所(PHP新書)、2015年
『火山はすごい 千年ぶりの「大地変動の時代」』PHP研究所(PHP文庫)、2015年
『一生モノの英語練習帳』祥伝社(祥伝社新書)、2015年
『地震と火山 地球・大地変動のしくみ』学研パブリッシング、2014年
『京大理系教授の伝える技術』PHP研究所(PHP新書)、2013年
『京大人気講義 生き抜くための地震学』筑摩書房(ちくま新書)、2013年
『一生モノの英語勉強法』(共著)、祥伝社(祥伝社新書)、2013年
『資源がわかればエネルギー問題が見える 環境と国益をどう両立させるか』PHP研究所(PHP新書)、2012年
『火山と地震の国に暮らす』岩波書店、2011年
『座右の古典 賢者の言葉に人生が変わる』東洋経済新報社、2010年
『一生モノの人脈術 京大・鎌田流』東洋経済新報社、2010年
『京大・鎌田流 知的生産な生きかた』東洋経済新報社、2009年
『一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ』東洋経済新報社、2009年
『地学のツボ―地球と宇宙の不思議をさぐる』筑摩書房(ちくまプリマー新書)、2009年
『世界がわかる理系の名著』文藝春秋(文春新書)、2009年
『マグマの地球科学―火山の下で何が起きているか』中央公論新社(中公新書)、2008年
『富士山噴火』講談社(講談社ブルーバックス)、2007年
『火山噴火』岩波書店(岩波新書)、2007年
『ラクして成果が上がる理系的仕事術』PHP研究所(PHP新書)、2006年
『成功術 時間の戦略』文藝春秋(文春新書)、2005年
『地球は火山がつくった』岩波書店(岩波ジュニア新書)、2004年
このページを印刷