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講師紹介

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大竹 文雄

講演日 2015/10/21 (水)

大竹 文雄
オオタケ フミオ

大阪大学社会経済研究所 教授

講師略歴

1961年、京都府生まれ。
1983年、京都大学経済学部卒。
1985年、大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。
大阪大学博士(経済学)。専門は労働経済学、行動経済学。
2001年5月から、大阪大学社会経済研究所教授。
2007年4月から同研究所長。(~2009年3月)
2013年8月から大阪大学理事・副学長。(~2015年8月)
2013年7月、大阪大学特別教授。

日本の所得格差の実態や原因を計量分析で実証的に迫った『日本の不平等』(日本経済新聞社、2005年)が日経・経済図書文化賞、サントリー学芸賞、エコノミスト賞を受賞。2008年には日本学士院賞を受賞。
近著に『経済学のセンスを磨く』(日経プレミアシリーズ)など。

講演内容

「経済学的思考法」

私たちの意思決定は、直感的判断と論理的思考の両方でなされています。算数・数学教育には、直感で判断しては間違ってしまうことを理解させ、論理的に考える癖をつけさせるという役割があります。経済学的思考法を身につけるということも、同じ意味があるのです。私たち人間が誰でももっている直感による判断は正しい場合もあるけれど、現代社会における経済取引や経済的意思決定では望ましくない場合も多いのです。経済学的思考法を身につけると、直感的判断が正しいかどうかを自分でチェックできるようになるのです。

クロシングでの視聴はこちら
※本講演は終了していますが、過去開催の「夕学講演会」約140本を、オンデマンド視聴可能な「クロシング(夕学アーカイブ)」より全編ご視聴いただけます。
(お申込み後、7日間無料体験いただけます。なお、ご視聴には会員情報登録(クレジットカード登録含む)及び初期設定が必要です。)

主要著書

スタディガイド入門マクロ経済学』日本評論社、1989年(2007年・第5版)
労働経済学入門』日本経済新聞社(日経文庫)、1998年
経済政策とマクロ経済学――改革への新しい提言』(共著)、日本経済新聞社、1999年
雇用問題を考える――格差拡大と日本的雇用制度』大阪大学出版会、2001年
経済学的思考のセンス――お金がない人を助けるには』中央公論新社(中公新書)、2005年
日本の不平等――格差社会の幻想と未来』日本経済新聞社、2005年
格差と希望――誰が損をしているか?』筑摩書房、2008年
競争と公平感 市場経済の本当のメリット』中央公論新社(中公新書)、2010年
脳の中の経済学』(共著)、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2012年
経済学のセンスを磨く』日本経済新聞出版社(日経プレミアシリーズ)、2015年

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