講師紹介
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講師略歴
1974年、宮城県仙台市生まれ。1999 年早稲田大学人間科学部卒業、2004 年早稲田大学大学院人間科学研究科で博士号(人間科学)取得。
日本学術振興会特別研究員(DC/PD)を経て、2009年より早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻専任講師、2014年より現職。
専門は組織心理学、哲学、質的研究法。
2002年(平成14年)から2007年まで『次世代人間科学研究会』を主催。独自に体系化した構造構成主義は医療や教育、経営など領域横断的に様々なテーマに導入、応用され、200本以上の論文、専門書が公刊されている。
京極真、池田清彦とともに『構造構成主義研究』を創刊、編集長を務めた。
ふんばろう東日本支援プロジェクト元代表。
2011年、東日本大震災をうけて、独自に体系化した構造構成主義をもとに「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を設立、物資支援から重機免許取得といった自立支援まで50以上のプロジェクトからなる日本最大の総合支援組織に育てあげた。
2014年、世界的なデジタルメディアのコンペティションである「Prix Ars Electronica」のコミュニティ部門において、最優秀賞にあたるゴールデン・ニカを日本人として初受賞。
ベストチームオブザイヤー2014受賞。
現在、一般社団法人ふんばろう支援基金(代表理事)、スマートサバイバープロジェクト(代表)、質的心理学会理事。日本医療教授システム学会編集委員などを務める。
講演内容
「チームの力を活かす組織論~良い組織作りのための実践的視座~」心理学や哲学から独自に体系化した、価値観や信念の対立を超える理論「構造構成主義」を活かした東日本大震災でのボランティア組織運営を出発点に、経験から得た多くの学び、また、多様化が進む社会で必要とされるリーターシップ、人々を幸せにするための良い組織・良いチーム作りの大切なポイント、そして、あらゆる場面で実践に活かせる「本質行動学」からの視点・考え方等についてお伝えします。
主要著書
『母子間の抱きの人間科学的研究』北大路書房、2004年『構造構成主義とは何か』北大路書房、2005年
『構造構成的発達研究法の理論と実践』北大路書房、2005年
『科学の剣 哲学の魔法―対談 構造主義科学論から構造構成主義への継承』(共著)、北大路書房、2006年
『構造構成主義の展開― 21世紀の思想のあり方』(共編)、至文堂(現代のエスプリ)、2007年
『エマージェンス人間科学 理論・方法・実践とその間から』(共編)、北大路書房、2007年
『現代思想のレボリューション(構造構成主義研究1)』(共編)、北大路書房、2007年
『ライブ講義・質的研究とは何か (SCQRMベーシック編) 』新曜社、2007年
『ライブ講義・質的研究とは何か (SCQRMアドバンス編)』新潮社、2008年
『信念対立の克服をどう考えるか(構造構成主義研究2)』(共編)、北大路書房、2008年
『研究以前のモンダイ 看護研究で迷わないための超入門講座』医学書院、2009年
『なぜいま医療でメタ理論なのか(構造構成主義研究3)』(共編)、北大路書房、2009年
『ぼくもだっこ』(大島妙子イラスト)、講談社、2009年
『持続可能な社会をどう構想するか(構造構成主義研究4)』(共編)、北大路書房、2010年
『よい教育とは何か(構造構成主義研究5)』(共編)、北大路書房、2011年
『人を助けるすんごい仕組み——ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか』ダイヤモンド社、2012年
『忘れない。 被災地からの手紙 被災地への手紙』(共著)、大和書房、2012年
『思想がひらく未来へのロードマップ(構造構成主義研究6)』(西條剛央、京極真、池田清彦 編)2014年 北大路書房
『チームの力——構造構成主義による“新”組織論』筑摩書房、2015年
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