講師紹介
このページを印刷
講師略歴
1975年札幌生まれ。京都大学総合人間学部卒業、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(社会基盤工学)。
東京大学生産技術研究所助手などを経て、
2005年慶應義塾大学環境情報学部専任講師、2008年同准教授。
2010年米マサチューセッツ工科大学(MIT)建築学科客員研究員。
専門分野は、3Dとネットワークを結びつけた創造性支援。
新しいものづくりの世界的ネットワークであるファブラボの日本における発起人であり、2011年
に鎌倉市に「ファブラボ鎌倉」を開設した。
総務省「ファブ社会の展望に関する検討会」「ファブ社会の基盤設計に関する検討会」座長。
経済産業省「新ものづくり検討会」「新ものづくりネットワーク構築支援事業」委員等。
講演内容
「ウェブ社会からファブ社会へ」3Dプリンタに代表されるデジタル・ファブリケーション機器の出現、発展は、宇宙開発から
福祉医療などの産業界での利用だけでなく、多様な個人が自ら行うパーソナルなものづく
り、世界中の人たちとの情報交換によるソーシャルなものづくりの可能性を拓いた。近未来
に予想される「ファブ社会」の実現に向けて、ものづくりの環境、製造・消費の仕組み、教育文
化、法制度などの変革と課題について考えてみる。
主要著書
『「もの」はどのようにつくられているのか?―プロダクトデザインのプロセス辞典』(監訳)、オライリージャパン、2014年
『SFを実現する 3Dプリンタの想像力』講談社(講談社現代新書)、2014年
『クリエイティブリユース―廃材と循環するモノ・コト・ヒト』(共著)、Millegraph、2013年
『FABに何が可能か 「つくりながら生きる」21世紀の野生の思考』(共著)、フィルムアート社、
2013年
『オープンデザイン―参加と共創から生まれる「つくりかたの未来」』(監訳)、オライリージャパン、
2013年
『実践FAB プロジェクトノート 3Dプリンターやレーザーカッターをつかったデジタルファブリ
ケーションのアイディア40』(共著)、グラフィック社、2013年
『x-DESIGN 未来をプロトタイピングするために』(共編著)、慶應義塾大学出版会、2013年
『Fab―パーソナルコンピュータからパーソナルファブリケーションへ』(監修)、
オライリージャパン、2012年
『FabLife―デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」』オライリージャパン、
2012年
『設計の設計 <建築・空間・情報>制作の方法』(共著)、INAX出版、2011年
『いきるためのメディア―知覚・環境・社会の改編に向けて』(共著)、春秋社、2010年
『アルゴリズミック・アーキテクチュア』(監訳)、彰国社、2010年
『SITE ZERO/ZERO SITE(No.2)』(共編著)、メディア・デザイン研究所、2008年
『10+1 No.48 特集=アルゴリズム的思考と建築』(共編著)、INAX出版、2007年
『10+1 No.42 特集=グラウンディング 地図を描く身体』(共編著)、INAX出版、2006年
『ハイパーサーフェスのデザインと技術 やわらかな時代の建築に向けて』(共編著)、彰国社、
2005年
『10+1 Series 都市/建築 フィールドワークメソッド』INAX出版(新書)、2002年
このページを印刷