講師紹介
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講師略歴
1964年 東京都生まれ1987年 筑波大学体育専門学群卒業
1978年~87年 全日本女子体重別選手権10連覇
1984年 第3回世界女子柔道選手権金メダル(日本女子初)
1988年 ソウルオリンピック銅メダル
1989年 筑波大学大学院修士課程体育研究科修了、同年現役を引退
日本女子柔道が世界のトップに通用することを証明した伝説の女子柔道家で「女三四郎」と
称賛された。
武蔵大学人文学部教授を経て、2008年筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授。
講演内容
「スポーツの意味と価値~暴力に頼らない指導~」
日本におけるスポーツ指導は「型にはめる」「身体に覚えさせる」というやり方が伝統的に行
われてきた。また、「楽しさ」よりも厳しさや我慢を学び、そのことが社会人として生かされる
と思われてもきた。時代は変わり、社会が求める人材も変化してきている。スポーツを通じ
て何を得ることができるのか、指導者はどのように選手を指導したら良いのだろうか。
どんな人材を育てるのか、という問題はスポーツの世界だけではなく、日本全体が考えな
ければならない問題であると思われる。
2020年東京オリンピック・パラリンピック開催が決まった。日本のスポーツにとって転機とな
る大会であることは間違いないが、私たちがスポーツに何を求め、何を目指すのかを考え
る機会としたい。
■ この講演にご関心をお持ちの方へ
スポーツの世界を題材に新時代の人の育て方を考えましょう
・4/14(月) 宮本 恒靖氏 「FIFAマスターで考えた日本サッカーの未来地図」
主要著書
『日本柔道の論点』イースト・プレス(イースト新書)、2013年『ジュニアのための考える柔道(改訂新版)』東京書籍、2013年
『女子柔道の歴史と課題』日本武道館、2012年
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