講師紹介
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講師略歴
1970年 神奈川県川崎市生まれ1996年 日本大学大学院理工学研究科精密機械工学専攻を修了。(株)ソニー入社
1998年 MEGASTAR (投影星数150万個)をIPSロンドン大会で発表
2003年 (株)ソニー退社。MEGASTAR-II(投影星数410万個)を旧五島プラネタリウム
(東急文化会館)で初公開
2005年 (有)大平技研設立
子供の頃から「太陽はだれのものか?」などと妙な質問ばかり大人に浴びせて両親を困
らせる。写真現像、ロケット製作、アニメーション作成、鉱物採集など様々なことに興味を
示す。小学生の頃からプラネタリウムの自作に取り組み、大学時代に、アマチュアでは例
のないレンズ投影式プラネタリウム「アストロライナー」の開発に成功。
就職後も製作を続け、 1998年にこれまでの100倍以上にあたる150万個の星を映し出す
「MEGASTAR(メガスター)」をIPS(国際プラネタリウム協会)ロンドン大会で発表し、話題
に。
2004年には日本科学未来館と共同開発した、投影星数560万個のMEGASTAR-II cosmos
がギネスワールドレコーズに認定される。
愛知万博をはじめとした各地での移動公演の他、松任谷由実やKIRORO、バンプオブ
チキン、ナナムジカ、SINSKEなどアーティストとのコラボレーションなどを積極的に行い、
プラネタリウムの新機軸を確立。
セガトイズと共同開発した世界初の光学式家庭用プラネタリウム「HOMESTAR」シリーズ
は世界累計55万台(2012年3月時点)を超える大ヒット商品と なる。
2008年6月には投影星数2200万個のSUPER MEGASTAR-IIを発表。
2010年10月にはインド・ニューデリーに海外初常設設置、2011年5月にはエストニア・
タルトゥに360度全天球プラネタリウムを設置するなど、海外での活動もめざましい。
2011年7月には富士川楽座に設置したMEGASTAR-IIBが新たにギネスワールドレコ―ズ
の認定を受けた。
信条は、「人間は可能は証明できるが不可能は証明できない」。
東京大学特任教員、和歌山大学客員教授。
受賞歴: 日本大学優秀賞、川崎アゼリア輝賞、日本イノベーター大賞優秀賞(日経BP社)、
BVLGARIブリリアント・ドリーム・アワード2006、文部科学大臣表彰。
スーパープラネタリウム「MEGASTAR(メガスター)」シリーズのオフィシャルサイト:
http://www.megastar.jp/
講演内容
「星空を作るという仕事~MEGASTAR開発ストーリー~」大平貴之がギネスワールドレコーズにも認定されているスーパープラネタリウム「MEGASTAR」
を開発するまでのストーリー。
子供のころから、物の成り立ちや仕組みに興味を示し、花火、ジェットエンジン、ロケットなど
様々な物作りに取り組んできました。その道中、課題や問題をどうやって乗り越えてきたか。
そして社員を抱え会社の代表となった今、星空を作るという仕事の社会的意義や今後の方
向性などについても語ります。
■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 夕学スタッフからおすすめの3講演 ―
・4/18(水) 日比野克彦氏 「ひとはなぜ絵を描くのか」
・5/10(木) 川村真司氏 「垣根を越える創造力」
・5/17(木) 原研哉氏 「HOUSE VISION─産業の未来を可視化するデザイン」
主要著書
『プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410 万の星』エクスナレッジ、2003年(2010年・改訂版)
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