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講師紹介

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原 研哉

講演日 2012/05/17 (木)

原 研哉
ハラ ケンヤ

デザイナー
武蔵野美術大学 教授

講師略歴

デザイナー。
1958年生まれ。
「もの」のデザインと同様に「こと」のデザインを重視して活動中。

2000年に「RE-DESIGN─日常の21世紀」という展覧会を制作し、何気ない日常の文脈の中に
こそ驚くべきデザインの資源があることを提示した。
2002年に無印良品のアドバイザリーボードのメンバーとなり、アートディレクションを開始する。
2004年には「HAPTIC─五感の覚醒」と題する展覧会を制作、人間の感覚の中に大きなデザイ
ンの資源が眠っていることを示した。
長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、 2005年愛知万博の公式ポスターを制作するなど
日本の文化に深く根ざした仕事も多い。
2007年、2009年にはパリ・ミラノ・東京で「TOKYO FIBER─SENSEWARE展」を、2008年から
2009年にかけては「JAPAN CAR展」をパリとロンドンの科学博物館で開催するなど、産業の潜
在力を展覧会を通して可視化し、広く世界に広げていく仕事に注力している。
2011年には北京を皮切りに「DESIGNING DESIN 原研哉2011中国展」を巡回するなど、活動
の幅をアジアへと拡大。

著書『デザインのデザイン』や『白』はアジア各国語版をはじめ多言語に翻訳されている。

日本デザインセンター代表取締役。武蔵野美術大学教授。
日本デザインコミッティー理事長。日本グラフィックデザイナー協会副会長。

写真  ©筒井義昭

講演内容

「HOUSE VISION―産業の未来を可視化するデザイン」

大きな曲り角にさしかかっている日本の産業の次なるヴィジョンは「家」である。これは、住宅
産業そのものではなく、エネルギーの流通の未来も、複合ハイテク製品の未来も、高齢化社
会におけるマーケティングの未来も、通信やモビリティの未来も、医療の未来も、「家」に集約
されていくということを意味している。当日は、多様な産業アクティビティの交差点としての家
の可能性について、やわらかな視点から、語り起こしていく。



■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 夕学スタッフからおすすめの4講演 ―
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  ・7/26(木) 槇文彦氏 「グローバリゼーションの中での建築デザインを考える
                  ~最近のプロジェクトを通して~」

主要著書

日本のデザイン 美意識がつくる未来』岩波書店(岩波新書)、2011年
』中央公論新社、2008年
デザインのデザイン』岩波書店、2003年  ほか多数

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