講師紹介
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講師略歴
1958年 東京都生まれ1982年 東京大学教養学部教養学科国際関係論専攻卒業
1982年 株式会社三菱総合研究所入社
1990年 マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院M.S.(経営学)取得
1994年 株式会社三菱総合研究所退職
1998年 マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院Ph.D(経営学)取得
1998年 一橋大学イノベーション研究センター助教授
2003年 同教授
2008年 京都大学大学院経済学研究科教授
主な研究テーマ
企業間分業のマネジメント、アーキテクチャとその革新、イノベーションのプロセス、
音楽ビジネスと技術革新など
講演内容
「経済社会変革としてのイノベーション」イノベーションとは、単なる技術革新のことではない。それは経済成果をもたらす革新のこと
であり、革新を通じて経済社会を変革することである。イノベーションを実現するには、優れた
技術を創造するだけではなく、経済社会に対する主体的、創造的な働きかけが必要である。
いくつかの事例を紹介しながら、その特質やメカニズムの一端を論じてみたい。
■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 夕学スタッフからおすすめの3講演 ―
・11/30 (水) 佐山展生氏 「リーダーの危機突破力」
・12/8 (木) 本田直之氏 「7つの制約にしばられない生き方」
・1/17 (火) 池尾恭一氏 「マッチング・ビジネスとしてのマーケティング」
主要著書
『メイド・イン・ジャパンは終わるのか:「奇跡」と「終焉」の先にあるもの』(青島矢一、マイケル・クスマノとの共編)、東洋経済新報社、2010年
『分業と競争:競争優位のアウトソーシング・マネジメント』有斐閣、2003年
『ビジネス・アーキテクチャ:製品・組織・プロセスの戦略的設計』(藤本隆宏、青島矢一
との共編)、有斐閣、2001年
『イノベーション・マネジメント入門』(一橋大学イノベーション研究センターとの共編)、
日本経済新聞社、2001年
『自動車産業21世紀へのシナリオ:成長型システムからバランス型システムへの転換』
(藤本隆宏との共著)、生産性出版、1994年
【 論文他 】
・ 武石彰、青島矢一、軽部大
「イノベーションの理由:大河内賞受賞事例に見る革新への資源動員の正当化」
『組織科学』42巻1号、2008年、4-14頁
・ 朱穎、武石彰、米倉誠一郎
「技術革新のタイミング:1970年代における自動車排気浄化技術の事例」『組織科学』
40巻3号、2007年、78-92頁
・ 一橋大学イノベーション研究センター、ケンジコミュニケーションズ
「MOTV (Management of Technology Video) 2 イノベーションの世紀:技術と社会」
シリーズ(ビデオ教材全4作品ならびに使用の手引き)、2005年3月
・ 武石彰
「デジタル技術革新と音楽ビジネスのゆくえ:技術、ビジネス、音楽をめぐるダイナミクス」
『一橋ビジネスレビュー』52巻1号、2004年、78-94頁
・ 一橋大学イノベーション研究センター、ケンジコミュニケーションズ
「MOTV 1 イノベーションの世紀:アメリカの革新」シリーズ(ビデオ教材全9作品ならび
に使用の手引き)、2004年2月
【 国外における研究成果 】
・ Itami, Hiroyuki, Ken Kusunoki, Tsuyoshi Numagami and Akira Takeishi (eds.)
Dynamics of Knowledge, Corporate Systems and Innovation. Heidelberg: Springer,
2010.
・ Nagaoka, Sadao, Akira Takeishi and Yoshihisa Noro,
“Determinants of Firm Boundaries: Empirical Analysis of the Japanese Auto Industry
from 1984 to 2002.” Journal of the Japanese and International Economies, 22, 2008,
pp. 187-206.
・ Takeishi, Akira and Takahiro Fujimoto,
“Modularization in the Car Industry: Interlinked Multiple Hierarchies of Product,
Production, and Supplier Systems.” In Prencipe, Andrea, Andrew Davis and
Michael Hobday (eds.), The Business of System Integration. Oxford:
Oxford University Press, 2003, pp. 254-278.
・ Takeishi, Akira,
“Knowledge Partitioning in the Inter-Firm Division of Labor: The Case of Automotive
Product Development.” Organization Science, Vol. 13, No. 3, 2002, pp.321-338.
・ Takeishi, Akira,
“Bridging Inter- and Intra-Firm Boundaries: Management of Supplier Involvement in
Automobile Product Development.” Strategic Management Journal, Vol. 22. No. 5,
May 2001, pp.403-433.
・ Cusumano, Michael A. and Akira Takeishi,
“Supplier Relations and Management: A Survey of Japanese, Japanese Transplants,
and U.S. Auto Plants.” Strategic Management Journal, Vol. 12, No. 8, November 1991,
pp.563-588.
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