講師紹介
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講師略歴
1947年 大阪生まれ、在日韓国人二世早稲田大学政治経済学部卒業
明治学院大学国際学部教授を経て、
現在 早稲田大学国際教養学部教授
哲学者、文芸評論家
在日作家論から出発。
文芸評論、思想評論とともに、実存論的な人間論を中心として哲学活動を続ける。
フッサール現象学を基礎として、哲学的思考の原理論としての欲望論哲学を構想。
大学では、哲学、現象学、現代思想などを担当。
講演内容
「哲学の遠望鏡で現代を見る」「近代社会」が生み出したさまざまな矛盾のため、ヨーロッパでは長く「反哲学」の時代
が続いてきた。しかし、近代哲学は、ヨーロッパにおいて世界史的にまったく新しい社会
が現われたとき、その基本設計を担ったきわめてユニークな理性の方法だった。
哲学の思考の遠近法は、100年単位のスパンで人間の社会と時代を考える。いま哲学
の遠望鏡で時代を見ると、何が見えてくるだろうか。
■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 夕学スタッフからおすすめの3講演 ―
・10/11 (火) 山折哲雄氏 「大災害に向き合う日本人のこころ」
・11/21 (月) 村上陽一郎氏 「安全とリスクを考える」
・1/20 (金) 川田順造氏 「人類学から日本を問い直す」
主要著書
『〈在日〉という根拠』国文社、1983年(1995年・ちくま学芸文庫)『陽水の快楽』河出書房、1986年(1990年・河出文庫)
『現代思想の冒険』毎日新聞社、1987年(1992年・ちくま学芸文庫)
『現象学入門』日本放送出版協会(NHKブックス)、1989年
『自分を知るための哲学入門』筑摩書房、1990年(1993年・ちくま学芸文庫)
『はじめての現象学』海鳥社、1993年
『恋愛論』作品社、1993年(2010年・ちくま学芸文庫)
『ニーチェ入門』筑摩書房(ちくま新書)、1994年
『ハイデガー入門』講談社(講談社メチエ)、1995年
『プラトン入門』筑摩書房(ちくま新書)、1999年
『言語的思考へ』径書房、2001年
『人間の未来』筑摩書房(ちくま新書)、2009年
『竹田教授の哲学講義21講 21世紀を読み解く』みやび出版、2011年
『超解読!はじめてのカント『純粋理性批判』』講談社(講談社現代新書)、2011年
などがある。
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