講師紹介
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講師略歴
1968年 山形県鶴岡市に生まれる
山形大学教育学部卒業
東北大学大学院文学研究科西洋史学専攻修士課程修了
同博士課程単位取得満期退学
1993年、在学中に『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞。
1999年、『王妃の離婚』で第121回直木賞を受賞。
おもに中世から近世にかけてのヨーロッパを舞台とした歴史小説を多く書いている。
写真 ©渡部伸
写真 ©渡部伸
講演内容
「『フランス革命』に何が学べるか」18世紀末のフランスと現代の日本には、社会の閉塞感、それを打破できない政治の無力、無策
を余儀なくさせる国家の財政破綻、改革者の相次ぐ挫折、追い討ちをかけるような経済不況と、
驚くほど多くの共通点がある。かくて、18世紀末のフランスでは革命が起きた。してみると、現代
の日本にも革命が起きているのか。かかる素朴な疑問に論を起こし、すでに結果が出ている歴史
の助けを借りながら、混迷を続ける現代日本の行く末を展望する。
■夕学スタッフからのおすすめ
この講演にご関心をお持ちの方へ 【視野を拡げる3講演】
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~オープン出版宣言、21世紀の出版と新しいメディアビジネス~」
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・7/8(木)若田部 昌澄 「危機の経済学」
主要著書
『ジャガーになった男』集英社、1994年(1997年・集英社文庫) ※第6回小説すばる新人賞受賞
『傭兵ピエール』集英社、1996年(1999年・集英社文庫) ※宝塚歌劇団宙組により舞台化、コミック化
『赤目-ジャックリーの乱』マガジンハウス、1998年(2001年・集英社文庫、『赤目のジャック』に改題)
『双頭の鷲』新潮社、1999年(2001年・新潮文庫)
『王妃の離婚』集英社、1999年(2002年・集英社文庫) ※第121回直木賞受賞
『カエサルを撃て』中央公論新社、1999年(2004年・中公文庫)
『カルチェ・ラタン』集英社、2000年(2003年・集英社文庫)
『二人のガスコン』講談社、2001年(2004年・講談社文庫)
『オクシタニア』集英社、2003年(2006年・集英社文庫)
『黒い悪魔』文藝春秋、2003年
『ジャンヌ・ダルクまたはロメ』(短編集)講談社、2004年(2006年・講談社文庫)
『剣闘士スパルタクス』中央公論新社、2004年(2007年・中公文庫)
『褐色の文豪』文藝春秋、2006年
『カポネ』角川書店、2005年(2009年・角川文庫)
『女信長』毎日新聞社、2006年
『アメリカ第二次南北戦争』光文社、2006年
『革命のライオン-小説フランス革命Ⅰ』集英社、2008年
『アメリカ第二次南北戦争』光文社、2006年
『革命のライオン-小説フランス革命Ⅰ』集英社、2008年
『バスティーユの陥落-小説フランス革命Ⅱ』集英社、2008年
『聖者の戦い-小説フランス革命Ⅲ』集英社、2009年
『カペー朝-フランス王朝史1』講談社(講談社現代新書)、2009年
『議会の迷走-小説フランス革命Ⅳ』集英社、2009年
『象牙色の賢者』文藝春秋、2010年
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