講師紹介
このページを印刷
講師略歴
1981年 慶應義塾大学商学部卒業1983年 同大学大学院商学研究科修士課程卒業
1986年 同大学大学院商学研究科博士課程修了
1988年 防衛大学校社会科学教室専任講師
1993年 ニューヨーク大学スターン経営大学院客員研究員
1999年 防衛大学校社会科学教室・総合安全保障研究科教授
2002年 中央大学大学院国際会計研究科教授を経て
現在 慶應義塾大学商学部・商学研究科教授
経営哲学学会会長
講演内容
「組織の不条理を克服するために」今日、日本では企業の不祥事が多発しています。このような企業行動を多くの人々は無知で馬鹿げた行動だ
とみなす傾向があります。はたしてそうなのでしょうか。実は、人間組織は常に合理的に不正に導かれる可能性
つまり「不条理」に陥る可能性があります。このことを、戦後もっとも馬鹿げた組織と批判されてきた日本陸軍の
不条理な事例を取り上げて説明してみたいと思います。そして、現代企業がこのような不条理を如何にして回避
できるのか。これについて、お話してみたいと思います。
主要著書
『組織の不条理』ダイヤモンド社、2000年『比較コーポレート・ガバナンス論』有斐閣、2004年 ※第1回経営学史学会賞受賞
『<業界分析>組織の経済学-新制度派経済学の応用』中央経済社、2006年
『組織の経済学入門-新制度派経済学』有斐閣、2006年
『「命令違反」が組織を伸ばす』光文社(光文社新書)、2007年
『なぜ上司とは、かくも理不尽なものなのか』扶桑社(扶桑社新書)、2007年
『戦略学―立体的戦略の原理』ダイヤモンド社、2008年
「組織の不条理:限定合理性からのアプローチ」『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー』2001年6月号、
131―133頁、ダイヤモンド社
「クラウゼヴィッツかリデル・ハートか」『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー』2005年4月号、82-95頁、
ダイヤモンド社
「リーダーの心理会計」『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー』2006年2月号、94-108頁、ダイヤモンド社
このページを印刷