講師紹介
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講師略歴
1959年 岐阜県生まれ1983年 慶應義塾大学経済学部卒業
1988年 京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得
立命館大学助教授、大阪大学助教授を経て
現在 大阪大学大学院経済学研究科教授
経済学博士(京都大学)
専門 経済学史、経済思想
講演内容
「アダム・スミス再訪」経済学の祖アダム・スミスが『道徳感情論』において論じた人間観と社会観を考察し、その考察にもとづいて
『国富論』を検討する。スミスが『国富論』で用いた有名な言葉「見えざる手」の真意を問い直すとともに、自由
放任主義者のイメージとは異なったスミスのイメージを示す。また、二つの著作を通じてスミスが発信する
メッセージは何かを探り、その現代的意義を考える。
主要著書
『古典経済学の模型分析 ― リカード,マルサス,シスモンディの動学理論』有斐閣、1992年"History of Economic Theory: A Critical Introduction", Edward Elgar , 1994年
"The Political Economy of Public Finance in Britain 1767-1873", Routledge, 2004年 ※日経・経済図書文化賞受賞
『経済学 ― 名著と現代』(共著)、日本経済新聞社、2007年
『アダム・スミス ― 『道徳感情論』と『国富論』の世界』中央公論新社(中公新書)、2008年 ※サントリー学芸賞受賞
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