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講師紹介

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渡辺 保

講演日 2009/01/20 (火)

渡辺 保
ワタナベ タモツ

演劇評論家

講師略歴

1936年     東京に生まれる
          慶應義塾大学経済学部卒業後、東宝入社
1965年     『歌舞伎に女優を』で評論デビュー
          企画室長を経て退社
          多数大学にて教鞭をとる
2000年11月  紫綬褒章受賞
現在       放送大学客員教授

『女形の運命』にて芸術選奨新人賞
『俳優の運命』にて河竹賞
『忠臣蔵 もう一つの歴史感覚』にて平林たいこ賞と河竹賞
『娘道成寺』にて読売文学賞、
『四代目市川団十郎』にて芸術選奨文部大臣賞
『豊竹山城少掾』にて吉田秀和賞
『黙阿弥の明治維新』にて読売文学賞を受賞

講演内容

「歌舞伎の伝統と美学」

歌舞伎は、きわめて単純な仕掛けによって、しかし強烈な演劇的表現をもっています。素材はすべて自然の
ものです(現代では機械化された面もありますが)。それなのになぜあの表現力を獲得出来たのか。智恵です。
そのあり方は、当然、今日のエコロジーのあり方に役立つでしょう。

主要著書

『歌舞伎に女優を』牧書店、1965年
女形の運命』紀伊国屋書店、1975年(2002年・岩波現代文庫)
『女形百姿』青蛙房、1978年
忠臣蔵 もう一つの歴史感覚』白水社、1981年(1985年・中公文庫)
『歌舞伎手帖』駸々堂、1982年
『歌舞伎の役者たち』駸々堂、1983年
『俳優の運命』講談社、1983年
『ONNAGATA 坂東玉三郎』平凡社、1983年
『劇評になにが起ったか』駸々堂、1983年
『娘道成寺』駸々堂、1986年
『歌舞伎 女形』(共著)、新潮社(新潮文庫)、1986年
東洲斎写楽』講談社、1987年(1990年・講談社文庫)
歌舞伎 過剰なる記号の森』新曜社、1989年(1993年・ちくま学芸文庫)
『中村勘三郎』講談社、1989年
『七代目菊五郎の芝居』平凡社、1989年
千本桜 花のない神話』東京書籍、1990年
歌舞伎という宇宙』筑摩書房、1991年
『俳優探検』駸々堂、1991年
日本の舞踊』岩波書店、1991年
カブキハンドブック』新書館、1993年(1998年・新装版)
仁左衛門の風格』河出書房新社、1993年
カブキ101物語』新書館、1993年(2004年・新装版)
『豊竹山城少掾』新潮社、1993年
『姿―井上八千代 京舞井上流四世・友枝喜久夫 喜多流能楽師』(共著)、求龍堂、1993年
四代目市川団十郎』筑摩書房、1994年
『舞台という神話』新潮社、1994年
歌舞伎劇評』朝日新聞社、1994年
『姿―武原はん・片岡仁左衛門』(共著)、求龍堂、1994年
能のドラマツルギー』角川書店、1995年(2002年・角川文庫)
『勧進帳』筑摩書房、1995年
芝居の食卓』柴田書店、1996年(2001年・朝日文庫)
『源氏物語ハンドブック』新書館、1996年
『演劇を読む』日本放送出版協会、1997年
『黙阿弥の明治維新』新潮社、1997年
芸の秘密』角川書店、1998年
『歌右衛門伝説』新潮社、1999年
劇評家の椅子』朝日新聞社、2000年
新版 歌舞伎手帳』講談社、2001年
歌右衛門 名残りの花』マガジンハウス、2001年
現代における伝統演劇』(共著)、日本放送出版協会、2002年
歌舞伎ナビ』マガジンハウス、2003年
歌舞伎のことば』大修館書店、2004年
観劇偶評』岩波書店(岩波文庫)、2004年
歌舞伎 型の魅力』角川書店、2004年
『近松物語 埋もれた時代物を読む』新潮社、2004年
批評という鏡』マガジンハウス、2005年
名女形・雀右衛門』新潮社、2006年
演劇入門 古典劇と現代劇』日本放送出版協会、2006年
表象文化研究 芸術表象の文化学』(共著)、日本放送出版協会、2006年
『1960’s われらの六十年代文化』ネット武蔵野、2006年
舞台を観る眼』角川学芸出版、2008年

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