講師紹介
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講師略歴
1981年 慶應義塾大学法学部専任講師1985年 慶應義塾大学法学部助教授
1992年 慶應義塾大学法学部教授(現在に至る)
1999年 慶應義塾大学地域研究センター所長(2003年改称)
2003年 慶應義塾大学東アジア研究所所長(2007年9月まで)
2007年 慶應義塾大学法学部長
1982年 ハーバード大学フェアバンクセンター客員研究員
1983年 ミシガン大学中国研究センター客員研究員
1987年 中国・復旦大学国際政治学部客員研究員
1997年 北京大学政治学・行政管理学部客員研究員
1998年 台湾大学法学院客員研究員
専門 : 現代中国政治・外交、東アジア国際関係
学界・社会活動 :
財団法人日本国際政治学会理事長(2006-2008)
財団法人アジア政経学会理事長(2005-2007)
日本比較政治学会理事、日本現代中国学会理事
新日中友好21世紀委員会委員・秘書長、The China Quarterly編集委員
国際文化会館評議員、総合研究開発機構(NIRA)評議員
講演内容
「世界の中の中国、中国の中の世界」2008年中国は歴史的悲願でもあったオリンピックを終えた。ここにいたるプロセスは容易ではなかった。
さまざまな問題も露呈し、一時は開催を危ぶむ声すらあった。しかしこれを通じて中国が国際的存在感
をさらに増大させたことは間違いない。日中関係もようやく落ち着きをみせ始めている。今後は国内に山
積みにされた課題にいかに取り組むかである。株価の暴落とバブルの崩壊をはじめ、経済運営は正念場
を迎える。広がり続ける格差は情報・機会の不平等からきており、それは政治体制と深く関係している。
既得権益層は体制を変えようとしない。となると問題の解決は先送りとなる。このあたりの中国のジレンマ
をいかに読み解くかが最大の焦点である。
主要著書
『現代中国の政治と官僚制』慶應義塾大学出版会、2004年 ※2004年度サントリー学芸賞『中華人民共和国』筑摩書房(ちくま新書)、1999年
『アジア時代の検証 中国の視点から』朝日新聞出版(朝日選書)、1996年 ※1997年度アジア・太平洋賞特別賞
『中国政治と民主化-改革・開放政策の実証分析』サイマル出版会、1992年
[主要編著]
『中国の統治能力』慶應義塾大学出版会、2006年
『世界のなかの東アジア』慶應義塾大学出版会、2006年
『中国政治と東アジア』慶應義塾大学出版会、2004年
『中国文化大革命再論』慶應義塾大学出版会、2003年
『グローバル化時代の中国』日本国際問題研究所、2002年
『日本・アメリカ・中国-協調へのシナリオ』TBSブリタニカ、1997年
『原典中国現代史(第1巻 政治・上)』岩波書店、1994年
The Rise of China and a Changing East Asian Order(eds.), Japan Center for International Exchange(JCIE), 2004.
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