講師紹介
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講師略歴
1958年 長野生まれ早稲田大学文学部卒業後、サラリーマン生活を経て
1984年 曹洞宗で出家得度
同年 福井県の大本山永平寺へ入門。2003年まで約20年の修業生活をおくる
同寺在籍中、月刊誌『論座』で「I am a zenso」を連載(『語る禅僧』に収録)するなど、仏教関連の
執筆活動も開始する
東京愛宕の青松寺を経て
2005年 青森恐山の院代(山主代理)に
仏教のみならず、文学・哲学にも造詣ふかく、現在も精力的に講演や執筆活動を行い、一部ではその舌鋒の
鋭さから「恐山の論僧」と称されることもある
講演内容
「「私」という困難」私はごく幼い頃から、言葉に出しにくい、しかし抜きがたい「生きにくさ」や「生きづらさ」を感じてきました。ところが
最近の社会には、同じように苦しむ人がかなり多く現れてきたような気がします。
今回は、これまでの僧侶としての経験と、恐山での人々との出会いを通じてこの問題を考えてみたいと思います。
主要著書
『語る禅僧』朝日新聞出版、1998年『日常生活のなかの禅 修行のすすめ』講談社、2001年
『「問い」から始まる仏教 「私」を探る自己との対話』佼成出版社、2004年
『老師と少年』新潮社、2006年
『<問い>の問答 同時代禅僧対談』玄侑宗久/南直哉(共著)、佼成出版社、2008年
『『正法眼蔵』を読む 存在するとはどういうことか』講談社、2008年
『なぜこんなに生きにくいのか』講談社インタ-ナショナル、2008年
『人は死ぬから生きられる 脳科学者と禅僧の問答』茂木健一郎/南直哉(共著)、新潮社(新潮新書)、2009年
『出家の覚悟 日本を救う仏教からのアプローチ』アルボムッレ・スマナサーラ/南直哉(共著)、サンガ、2009年
など
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