講師紹介
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講師略歴
作曲家 日本音楽著作権協会理事 日本交響楽振興財団理事 日本現代音楽協会理事全日本ピアノ指導者協会理事 日本作編曲家協会理事
1942年 生まれ
東京芸術大学卒業、同大学院修了
大学在学中に安宅賞を受賞
代表作として、オラトリオ「ヤマトタケル」、オペラ「千の記憶の物語」、ヴァイオリン協奏曲「雪に蔽われた伝説」、
「レクイエム」~曽野綾子のリブレットによる、「太鼓について-太鼓協奏曲」等の作品がある
映画音楽では「優駿」「お引越し」「MISTY」、テレビ番組の音楽では、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」など、
多数の作品を手がけている
またオ-ストリアの国際財団モ-ツァルテウムからの依頼で、モ-ツァルトの未完曲「ヴァイオリン、ヴィオラ、
チェロのための協奏交響曲イ長調」を補筆・完成し、モ-ツァルト没後200年を記念してザルツブルクの催しで
演奏されたことも、話題となった
1997年5月には、構想に10年近くをかけたオペラ「忠臣蔵」を完成・初演し、各界の注目を集めた
(2000年に愛知県芸術劇場、2002年には新国立劇場で再演)
なお「オペラ忠臣蔵」のCD、ビデオ、レ-ザ-ディスクはソニ-・クラシカルからリリ-スされ、英語字幕付きの
ビデオ、CDは邦人作曲家のオペラ作品として初めて、全世界27ヵ国で発売された
著書としては『大作曲家たちの履歴書』(中央公論新社)、『三枝成彰オペラに討ち入る』(WAC出版)他がある
2004年、プッチ-ニのオペラ「蝶々夫人」を下敷きにした新作オペラ「Jr.バタフライ」を初演、好評を博す
(2005年、阪神大震災復興十周年記念事業として神戸で再演)
このオペラは2006年、イタリア・プッチーニ音楽祭においても再演されたが、同音楽祭における初の外国人作曲
家のオペラの上演であり、プッチーニ以外の作品としても初の上演となった
2007年、橘秋子賞ならびに紫綬褒章受章
2008年、モノオペラ「悲嘆」、ピアノ協奏曲「イカの哲学」を世界初演したほか、日本人初となるプッチーニ国際賞
を受賞した
講演内容
「オペラの楽しみ方」音楽・演劇・美術が渾然一体となったオペラはどうして生まれ、今日まで人々を魅了してきたのか。それは
すなわち、近世から現代までの西洋文化を考えることに他なりません。その歴史をひもくことで、世界に
あまねく広まっている西洋文化の意味を考察します。
一方、日本から世界に向けて新作オペラを発信しつづける作曲家の講師が、自らの体験を交えて、「オペラ
づくり」の一端をご紹介します。
主要著書
『知ったかぶり音楽論』朝日新聞出版、1993年『三枝成彰のオペラの楽しみ方』講談社(講談社カルチャーブックス)、1993年
『譜面書きの遠吠え』廣済堂出版、1996年
『大作曲家たちの履歴書』中央公論新社、1997年
『三枝成彰オペラに討ち入る』WAC出版、1999年
他多数がある
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