講師略歴

1942年　　　大阪に生まれる
1965年　　　一橋大学経済学部卒業後、日産自動車株式会社に入社
1969年　　　ハーバード大学大学院に留学
1973年　　　ハーバード大学経済学博士（Ph.D）
　　　　　　　 ハーバード大学で教鞭をとった後
1984年　　　大阪大学教授
1991年　　　一橋大学教授（～99年）を経て
2001年　　　多摩大学学長（～08年）
2008年　　　多摩大学教授・ルネッサンスセンター長。『40歳代CEO育成講座』塾頭

1999年　　　ソニー株式会社取締役（～05年）
2003年　　　ソニー株式会社取締役会議長（～05年）
現在　　　　三菱UFJリサーチ＆コンサルティング株式会社理事長、アスクル株式会社などの取締役を兼務

1992年　細川内閣首相諮問機関「経済改革研究会」委員
1998年　小渕内閣首相諮問機関「経済戦略会議」議長代理を務めた

2001年　グローバル企業の次世代を担う40歳代経営幹部に対し、歴史、哲学、宗教、文明論などの本格的
　　　　　 リベラルアーツ教育を施すべく、『４0歳代CEO育成講座』を多摩大学に開講

2004年　オーストラリア国立大学より名誉法学博士号授与さる
2005年　一橋大学名誉教授
2008年　多摩大学名誉学長

講演内容

「グローバル資本主義の本質と日本の将来」

グローバル資本主義は、新興工業国を勃興させるなど、世界経済活性化に大いなる力を発揮したが、
それは同時に人間社会に様々な傷を負わせることにもなった。地球環境破壊、格差拡大、社会の崩壊、
そして世界大不況などがそれに当たる。しかし、「自由」という禁断の実をいったん味わった人間が、
「自由」そのものを捨てることはもはやできない以上、私たちはグローバル資本という「モンスター」を
飼いならし、利用するしたたかな方策を編み出す必要がある。このことについて皆さんと一緒に考えて
みたい。

主要著書

『資本主義はなぜ自壊したのか～「日本」再生への提言』集英社インターナショナル、2008年
『入門 マクロ経済学（第5版）』日本評論社、2007年
『痛快！経済学』集英社インターナショナル、1999年（2002年・集英社文庫）
『日本経済の歴史的転換』東洋経済新報社、1996年