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講師紹介

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松岡 正剛

講演日 2008/07/23 (水)

松岡 正剛
マツオカ セイゴウ

編集工学研究所 所長、ISIS編集学校 校長

講師略歴

1944年    京都市生まれ
1971年    工作舎設立、総合雑誌『遊』を創刊
         10年にわたり編集長として、超ジャンル的編集と先駆的グラフィズムの数々を世に送り出す
1982年    松岡正剛事務所設立
1987年    編集工学研究所を設立し、情報文化と情報技術をつなぐための研究開発事業を展開
         一方で、日本文化および日本の“方法”をテーマに、独自の視点による著作や企画構成を数多く
         手がける
         東京大学社会情報研究所客員教授、帝塚山学院大学教授を経て
2000年    インターネット上に「イシス編集学校」を開校
         また壮大なブックナビゲーション「千夜千冊」の連載を始め、2006年5月22日に第1144夜をもって
         第1期「放埓篇」を終了(その全編を大幅に修筆した全集が2006年に求龍堂から全7巻で刊行)
         現在は第2期「遊蕩篇」を連載中

講演内容

「日本という方法」

いま日本は混迷し、混濁し、混乱している。ナショナル・インタレストを見失ってもいるが、そもそもの思考力や
歴史観も動揺したままだ。私はこのような時期には「日本という方法」を問うべきだと思う。グローバリズムか
ローカリズムかという見方を捨て、日本に内在してきた持続可能な「方法」に着目すべきなのである。その特徴
はデュアル・スタンダードにひそむ。その例示をしながら、大胆な提案をしてみたい。

主要著書

自然学曼陀羅』工作舎、1979年(1991年・新版)
空海の夢』春秋社、1984年(2005年・新版)
遊学』大和書房、1986年 (2003年・中公文庫(1・2))
情報と文化』NTT出版(1986年)
遊行の博物学』春秋社、1987年(2000年・新版)
ルナティックス』筑摩書房、1993年 ※斎藤緑雨賞 (2005年・中公文庫)
外は、良寛。』芸術新聞社、1993年
花鳥風月の科学』淡交社、1994年 (2004年・中公文庫)
フラジャイル』筑摩書房、1995年 (2005年・ちくま学芸文庫)
背中のない日本-孤客記』作品社、1995年
知の編集工学』朝日新聞社、1996年 (2001年・朝日文庫)
情報の歴史を読む』NTT出版、1997年
日本流』朝日新聞社、2000年
日本数寄』春秋社、2000年
山水思想』五月書房、2003年(2008年・ちくま学芸文庫)
日本という方法』NHK出版、2006年
松岡正剛 千夜千冊』求龍堂、2006年
17歳のための世界と日本の見方』春秋社、2006年
ちょっと本気な千夜千冊虎の巻』求龍堂、2007年
誰も知らない世界と日本のまちがい』春秋社、2007年
脳と日本人』 (茂木健一郎との対談)、文藝春秋、2007年
私のこだわり人物伝』(共著)、日本放送出版協会、2008年
ほか多数

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