講師紹介
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講師略歴
1944年 京都市生まれ1971年 工作舎設立、総合雑誌『遊』を創刊
10年にわたり編集長として、超ジャンル的編集と先駆的グラフィズムの数々を世に送り出す
1982年 松岡正剛事務所設立
1987年 編集工学研究所を設立し、情報文化と情報技術をつなぐための研究開発事業を展開
一方で、日本文化および日本の“方法”をテーマに、独自の視点による著作や企画構成を数多く
手がける
東京大学社会情報研究所客員教授、帝塚山学院大学教授を経て
2000年 インターネット上に「イシス編集学校」を開校
また壮大なブックナビゲーション「千夜千冊」の連載を始め、2006年5月22日に第1144夜をもって
第1期「放埓篇」を終了(その全編を大幅に修筆した全集が2006年に求龍堂から全7巻で刊行)
現在は第2期「遊蕩篇」を連載中
講演内容
「日本という方法」いま日本は混迷し、混濁し、混乱している。ナショナル・インタレストを見失ってもいるが、そもそもの思考力や
歴史観も動揺したままだ。私はこのような時期には「日本という方法」を問うべきだと思う。グローバリズムか
ローカリズムかという見方を捨て、日本に内在してきた持続可能な「方法」に着目すべきなのである。その特徴
はデュアル・スタンダードにひそむ。その例示をしながら、大胆な提案をしてみたい。
主要著書
『自然学曼陀羅』工作舎、1979年(1991年・新版)『空海の夢』春秋社、1984年(2005年・新版)
『遊学』大和書房、1986年 (2003年・中公文庫(1・2))
『情報と文化』NTT出版(1986年)
『遊行の博物学』春秋社、1987年(2000年・新版)
『ルナティックス』筑摩書房、1993年 ※斎藤緑雨賞 (2005年・中公文庫)
『外は、良寛。』芸術新聞社、1993年
『花鳥風月の科学』淡交社、1994年 (2004年・中公文庫)
『フラジャイル』筑摩書房、1995年 (2005年・ちくま学芸文庫)
『背中のない日本-孤客記』作品社、1995年
『知の編集工学』朝日新聞社、1996年 (2001年・朝日文庫)
『情報の歴史を読む』NTT出版、1997年
『日本流』朝日新聞社、2000年
『日本数寄』春秋社、2000年
『山水思想』五月書房、2003年(2008年・ちくま学芸文庫)
『日本という方法』NHK出版、2006年
『松岡正剛 千夜千冊』求龍堂、2006年
『17歳のための世界と日本の見方』春秋社、2006年
『ちょっと本気な千夜千冊虎の巻』求龍堂、2007年
『誰も知らない世界と日本のまちがい』春秋社、2007年
『脳と日本人』 (茂木健一郎との対談)、文藝春秋、2007年
『私のこだわり人物伝』(共著)、日本放送出版協会、2008年
ほか多数
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