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講師紹介

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市川 伸一

講演日 2004/12/16 (木)

市川 伸一
イチカワ シンイチ

東京大学大学院教育学研究科 教授

講師略歴

1953年     生まれ
1977年     東京大学文学部卒業
1980年     同大学院人文科学研究科博士課程中退(心理学専攻)
1988年     文学博士
          埼玉大学、東京工業大学を経て
1994年~    東京大学助教授
1999年~    現職

専攻  認知心理学・教育心理学

学習、推論、理解といったテーマを、教育実践と関わりながら研究している。
最近の関心は、学習過程の分析と援助、地域教育を含めた学習環境デザインなど。
 

講演内容

「学ぶ意欲、働く意欲の心理学」

基礎心理学、経営心理学、教育心理学の中で、「意欲」はどのようにとらえられてきたかをまず概観する。
そのうえで、従来の「内発的動機づけ」「外発的動機づけ」を統一的にとらえる試みとして筆者の「2要因モデル」
とそれに関連する教育実践を紹介していく。さらに、「なりたい自分」と「なれる自分」を広げるものとして学習を
とらえること、自己実現に留まらず使命感に結びつけることなど、心理学理論を越えた意欲のセルフコントロール
についても触れたい。

主要著書

学習と教育の心理学(現代心理学入門3)』岩波書店、1995年
考えることの科学-推論の認知心理学への招待』中央公論新社(中公新書)、1997年
開かれた学びへの出発-21世紀の学校の役割』金子書房、1998年
確率の理解を探る-3囚人問題とその周辺』共立出版、1998年
勉強法が変わる本-心理学からのアドバイス』岩波書店(岩波ジュニア新書)、2000年
学ぶ意欲の心理学』PHP研究所(PHP新書)、2001年
学力低下論争』筑摩書房(ちくま新書)、2002年
学力から人間力へ』(編著)、教育出版、2003年
学ぶ意欲とスキルを育てる-いま求められる学力向上策』小学館、2004年

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