講師紹介
このページを印刷
講師略歴
1957年 北海道小樽市生まれ1980年 小樽商科大学商学部卒業
1984年 筑波大学大学院社会工学研究科退学
東京大学教養学部助手(統計学)
1987年 東北大学経済学部助教授(経営学総論)
学術博士(筑波大学)
1991年 東京大学教養学部助教授(統計学・経営政策科学)
1994年 東京大学経済学部助教授(経営学・経営組織論)
1996年 東京大学大学院経済学研究科助教授(経営学・経営組織論)を経て
1998年~ 現職
特定非営利活動法人グローバルビジネスリサーチセンター(GBRC)理事(2002年3月~)
公認会計士試験第2次試験試験委員(2003年11月~)
国家公務員採用Ⅰ種試験(経済)試験専門委員(1996年9月~)
講演内容
「日本型年功制復活のススメ」日本型の人事システムの本質は、給料で報いるシステムではなく、次の仕事の内容で報いるシステム
だということである。仕事の内容がそのまま動機づけにつながって機能してきたのであり、それは内発的
動機づけの理論からすると最も自然なモデルでもあった。他方、日本企業の賃金制度は、動機づけの
ためというよりは、生活費を保障する視点から賃金カーブが設計されてきた。この両論が日本の経済成長
を支えてきたのである。今こそ原点に立ち返り、従業員の生活を守り、従業員の働きに対しては仕事の
内容と面白さで報いるような人事システムを再構築すべきである。
主要著書
Design of Adaptive Organizations: Models and Empirical Research(Lecture Notes in Economics andMathematical Systems, Vol. 291.)Springer-Verlag, Berlin Heidelberg New York, 1987.(組織学会賞「高宮賞」受賞)
『組織活性化の測定と実際』日本生産性本部、1989年
『経営統計入門-SASによる組織分析』東京大学出版会、1992年
『ぬるま湯的経営の研究』東洋経済新報社、1993年(経営科学文献賞受賞)
『組織の中の決定理論』(シリーズ現代人の数理7)朝倉書店、1993年
『経営の再生-戦略の時代・組織の時代』有斐閣、1995年
(韓国語版 李龍善訳、 NANAM,Seoul,1998年)
(新版、有斐閣、2003年)
『できる社員は「やり過ごす」』文春ネスコ/文藝春秋、1996年
(日経ビジネス人文庫版、日本経済新聞社、2002年)
(文春ウェブ文庫版、文藝春秋、2003年)
『日本企業の意思決定原理』東京大学出版会、1997年
『鉄道経営と資金調達』有斐閣、2000年(交通図書賞受賞)
『虚妄の成果主義-日本型年功制復活のススメ』日経BP社、2004年
このページを印刷