講師紹介
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講師略歴
1959年東京に生まれる。東儀家は、奈良時代から今日まで1300年間雅楽を世襲してきた楽家である。父の仕事の関係で幼少期を
海外で過ごし、ロック、クラッシック、ジャズ等あらゆるジャンルの音楽を吸収しながら成長した。
高校卒業後宮内庁楽部に入る。楽部では篳篥(ひちりき)を主に、琵琶、鼓類、歌、舞、チェロを担当。
宮中儀式や皇居において行われる雅楽演奏会などに出演するほか、海外での公演にも参加、日本の伝統
文化の紹介と国際親善の役割の一翼を担ってきた。
その一方で、ピアノやシンセサイザーとともに雅楽の持ち味を生かした独自の曲の創作にも情熱を傾ける。
1996年デビューアルバム「東儀秀樹」で脚光を浴び、以後次々とアルバムをリリース。
2000年「雅楽」で日本ゴールドディスク大賞、「TOGISM2」で日本レコード大賞企画賞を受賞。
2002年「TOGISM2002~I am with you~」で第17回日本ゴールドディスク大賞。
2004年「風と光の軌跡~BEST OF TOGI」で第19回日本ゴールドディスク大賞受賞。
1999年からは全国ツアーをスタートさせた。
2002年蜷川幸雄演出「オイディプス王」で舞台音楽を担当し、読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞。
2003年6月、モスクワ公演。
2003年11月にはカンボジアの世界遺産・アンコールワットにて天台聲明とアンコールワットの僧侶と共演。
2005年4月、世界的シンガー・サラブライトマンと共演。
2005年5月、イタリア・アッシジの世界遺産・聖フランチェスコ教会の公演にて天台聲明とグレゴリアン聖歌隊
と共演。
また絵の才能を発揮し、絵本「光り降る音」「天つ風の音」「星月夜の音」(文・かんのゆうこ)では挿絵を担当
した。
最近の活動では、上海一流若手ミュージシャンとのユニット「TOGI+BAO」を結成。
2005年「TOGI+BAO」としてのファーストアルバム「春色彩華」を発売。第20回日本ゴールドディスク大賞を受賞。
このように日本古来の伝統楽器を用いて独自の世界を切り開き、アジアとの交流に高く寄与していることが
評価され、文化庁より平成16年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞した。
2005年5月にはTOGI+BAOとして「上海之春国際音楽祭」にて単独公演。
同5月には愛知万博・中国ナショナルデーにて演奏。
同7月より開始したTOGI+BAO待望の全国ツアーも大成功させた。
ライブアルバム「SUPER ASIA」を今年5月に発売。
7月からは再びTOGI+BAO全国ツアーを開催。東京、札幌、名古屋、大阪など全国20ヶ所をまわる。
講演内容
「すべてを否定しない生き方」世の中にはいろいろな価値観が渦まいている。だからこそ自分の在り方を知り、自分の未知数にも夢を持つ
ことが大きな価値の分かち合い、つまりコミュニケーションの大事なポイントとなる。いろいろなことを否定せず
に他人の価値観も並べてみると自分の方向性もはっきりしてくる。
何にでも挑戦することの意義、今の一瞬をいつでも全力で進む力。失敗を恐れない根拠のない自信、カベを
カベとも思わない東儀流わくわくな生き方論を展開。
主要著書
『雅楽』集英社(集英社新書)、2000年『東儀秀樹のもう一つの旅』文藝春秋、2002年
『光り降る音』(絵)、講談社、2003年
『東儀秀樹の永遠のオモチャ箱』PHP研究所、2003年
『天つ風の音』(絵)、講談社、2004年
『雅楽のこころ音楽のちから』(共著)、大正大学(大正大学まんだらライブラリー)、2005年
『星月夜の音』(絵)、講談社、2005年
『すべてを否定しない生き方』ロングセラーズ、2007年
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