講師紹介
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講師略歴
1955年 | 東京生まれ |
1979年 | 東京大学経済学部卒業、三菱総合研究所入社 |
1984年 | ハーバード大学ビジネススクール博士課程入学 |
1989年 | 博士号取得、同大学研究員 |
1990年~ | 東京大学経済学部助教授 |
1996年 | リヨン大学客員教授、INSEAD客員研究員 |
1996年~97年 | ハーバード大学ビジネススクール客員教授 |
1997年~ | 同大学上級研究員 |
1998年~ | 東京大学経済学研究科教授 |
2000年4月~ | 経済産業研究所ファカルティフェロー(兼任) |
専門 技術・生産管理論
講演内容
「21世紀の製造業と製品アーキテクチャー」 今後の日本経済を支える柱の一つとして、製造業は依然として重要である。21世紀のわが国製造業は、どこへ向かうべきか。漠然とした雰囲気的悲観論は解答を生まない。日本企業の得意・不得意を見極め、「強みを活かし弱点は謙虚に他に学ぶ」という戦略論の基本に帰る必要がある。 一般に、システムの設計思想のことを「アーキテクチャ」という。企業の組織能力と、製品や工程のアーキテクチャの間には、「相性」があるようであり、ある製品とアーキテクチャ的に相性が良い企業は競争力を発揮する傾向が有る。つまり、製品や工程のアーキテクチャを分析することにより、日本企業は何が得意であるのかを予想しやすくなるのではないか。これが、「アーキテクチャの産業論・戦略論」の根本的な発想である。 設計思想(アーキテクチャ)という視点から産業論や戦略論を再解釈することによって、21世紀のわが国産業の行くべき道が、今よりはもう少しはっきり見えてくるかも知れない。 |
主要著書
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