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講師紹介

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鈴木 俊貴

講演日 2024/12/19 (木)

鈴木 俊貴
スズキ トシタカ

動物言語学者
東京大学准教授・東京大学卓越研究員

講師略歴

1983年、東京都生まれ。東邦大学理学部生物学科卒業、立教大学大学院理学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員SPD、京都大学生態学研究センター機関研究員、東京大学大学院総合文化研究科助教、京都大学白眉センター特定助教などを経て、2023年より現職。2018年に日本生態学会宮地賞、2021年に文部科学大臣表彰若手科学者賞と日本動物行動学会賞、2024年にWorld OMOSIROI Awardなど受賞歴多数。シジュウカラ科に属する鳥類の行動研究を専門とし、特に鳴き声の意味や文法構造の解明を目指している。英・動物行動研究協会と米・動物行動学会が発行する学術誌『Animal Behaviour』の編集者なども務める。2023年4月に東京大学にて世界初の動物言語学分野を創設し、世界的に注目される研究者。

東京大学先端科学技術研究センター動物言語学分野 鈴木研究室:https://www.animallinguistics.org
鈴木俊貴WEBサイト:https://www.toshitakasuzuki.com
X(旧Twitter):@toshitaka_szk

講演内容

【オンライン受講】シジュウカラ語の発見と動物言語学の挑戦

動物たちは何を考え、何をしゃべっているのでしょうか? 17年以上の野外研究によって、身近な野鳥のシジュウカラが、鳴き声を使い分けてさまざまな意味を伝えることや、それらを組み合わせて文をつくって会話することが明らかになりました。さらに、かれらは翼の動きでジェスチャーもできるのです。本講演では、これらの研究成果を軸に、鳥たちの豊かな会話の世界と「動物言語学」という新しい学問の枠組みについて紹介します。


見逃し配信日程 ※本講演を予約された方のみ
2025年1月3日(金)0:00 ~ 1月9日(木)23:59
視聴方法は受講券を購入された方のご登録メールアドレス宛に、見逃し配信開始日の2営業日前にメールでご案内します。
 

主要著書

動物たちは何をしゃべっているのか?』(共著)、集英社、2023年
にんじゃ シジュウカラのすけ』(絵本監修)、世界文化社、2023年
「ここまでわかった!シジュウカラの言葉」『日本野鳥の会のとっておきの野鳥の授業』(日本野鳥の会編)山と渓谷社、2021年
「アレックスは「天才」だったのか」『アレックスと私』早川書房、アイリーン・M・ペパーバーグ、2020年
「警戒声による情報伝達」『生き物の音の事典』(日本音響学会編)、朝倉書店、2019年
「シジュウカラにも言語があった」『ベスト・エッセイ2017』(日本文藝家協会編)、光村図書出版、2017年
「カラ類の音声研究10年間の軌跡」『野外鳥類学を楽しむ』(上田恵介編)、海游舎、2016年
「鳥類の警戒声−悲鳴か情報伝達か?」『鳥の行動生態学』(江口和洋編)、京都大学学術出版会、2016年
「警戒声、モビングなど18項目」『行動生物学辞典』(上田恵介ほか編)、東京化学同人、2013年

<学校教科書>
「「言葉」を持つ鳥、シジュウカラ」光村図書出版 中学校国語1,126-133.2021年度から使用

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