講師略歴

1955年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院経営管理研究科（MBA）修了後、三菱総合研究所入社。経営コンサルティング業務に従事。1989年早稲田大学に移籍。専門は競争戦略、ビジネスモデル論。博士（学術、早稲田大学）。アステラス製薬、NECの社外監査役、ふくおかフィナンシャルグループ社外取締役、サントリーホールディングス社外監査役などを歴任。著書に『カニバリゼーション』、『競争しない競争戦略　改訂版』、『逆転の競争戦略　第5版』、『異業種に学ぶビジネスモデル』、『成功企業に潜むビジネスモデルのルール』、『ビジネス・フレームワークの落とし穴』など多数。

早稲田大学ビジネススクール山田英夫研究室：http://blog.livedoor.jp/yamadahideo

講演内容

【ハイブリッド受講】カニバリゼーション（事業の共喰い）にどう対応すべきか？

成熟事業を抱える企業が、新事業に進出する際に直面するのが、事業の共喰い(カニバリゼーション)である。既存事業との喰い合いを恐れ、新事業が萎縮したり、既存事業にも余計な社内調整が生じる。
カニバリは、昔は自社の複数ブランドの製品間で競争する事例が中心であったが、今問題になっているのは、ビジネスモデル間でのカニバリである。売り切り企業がサブスクを始めたり、リアル企業がネット事業に進出する際に起きる。製品間のカニバリより、厄介である。
本講演では、リクルート、東京ガス、全日空、TOPPAN等の事例を紹介しながら、ビジネスモデルのカニバリにどう対応すべきかを提言する。


◎見逃し配信日程　※本講演を予約された方のみ
2024年6月28日（金）0:00 ～ 7月4日（木）23:59
視聴方法は受講券を購入された方のご登録メールアドレス宛に、見逃し配信開始日の2営業日前にメールでご案内します。

主要著書

『カニバリゼーション 企業の運命を決める「事業の共食い」への9つの対処法』 ダイヤモンド社、2023年
『サクッとわかるビジネス教養 ビジネスモデル』（監修）、新星出版社、2023年
『競争しない競争戦略　改訂版』日本経済新聞出版社、2021年
『逆転の競争戦略　第5版』生産性出版、2020年
『本業転換』（共著）、KADOKAWA、2019年
『ビジネス・フレームワークの落とし穴』光文社、2019年
『マルチプル・ワーカー 「複業」の時代』三笠書房、2018年
『成功企業に潜むビジネスモデルのルール』ダイヤモンド社、2017年
『ビジネス版　悪魔の辞典』日本経済新聞出版社、2016年
『経営戦略　第3版』（共著）、有斐閣、2016年
『なぜ、あの会社は儲かるのか？：ビジネスモデル編』日本経済新聞出版社、2012年
　（2014年・日経ビジネス人文庫『異業種に学ぶビジネスモデル』に加筆改題）
『ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門』（共著）、日経BP社、2012年
『デファクト・スタンダードの競争戦略　第2版』白桃書房、2008年
『なぜ、あの会社は儲かるのか？』（共著）、日本経済新聞社、2006年（2009年・日経ビジネス人文庫）
『日経で学ぶ経営戦略の考え方』（共著）、日本経済新聞社、2004年
『デファクト・スタンダードの経営戦略』中央公論新社（中公新書）、1999年
『先発優位・後発優位の競争戦略』（共著）、生産性出版、1998年
『デファクト・スタンダード』  日本経済新聞社、1997年
『競争優位の規格戦略』ダイヤモンド社、1993年
『日経ビジネスで学ぶ経営戦略の考え方』（共著）、日本経済新聞社、1993年