講師紹介
このページを印刷
講師略歴
平塚江南高校卒業、慶應義塾大学文学部西洋史専攻で学士取得後、教育心理学に興味を持ち社会学研究科に進学、1989年慶應義塾大学社会学研究科後期博士課程修了。社会学研究科在学中、1987年に1年で戻るつもりで渡米。結局6年アメリカに滞在し、1993年ノースウエスタン大学心理学部博士課程を修了、1994年博士号(Ph. D)を取得。1993年より慶應義塾大学環境情報学部助手。専任講師、助教授を経て2007年より教授。
専門分野は、認知科学、言語心理学、教育心理学。
著書に『ことばと思考』、『学びとは何か〈探究人〉になるために』、『言語と身体性』(共編著)、『ことばの発達の謎を解く』、『親子で育てることば力と思考力』、『言葉をおぼえるしくみ 母語から外国語まで』(共著)、『新・人が学ぶということ 認知学習論からの視点』北樹出版(共著)など多数。近著『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』は「新書大賞2024」に選ばれ21万部を超えるベストセラーとなり、話題となっている。
<主な受賞>
2023年 日本認知科学会フェロー
2018年 Cognitive Science Society Fellow(アジア初)
2007年 日本心理学会国際賞奨励賞
1998年 日本認知科学会学会特別賞
1995年 発達科学教育奨励賞
1994年 APA(American Psycological Association)Dissertation Award(国際心理学会 優秀博士論文賞)
今井むつみ研究室:https://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/imailab/
講演内容
【ハイブリッド受講】言語の本質
様々な業種にAIが進出し、多くの専門職を脅かす存在になると危惧される時代が到来しました。既にAIは言語を理解しているかのように振舞うと言われています。では、そのAIが理解する言語とは何なのでしょうか。私たち人間が理解している言語とはどう違うのでしょうか?言語の本質についての深い洞察がこの問いに答える重要なヒントとなるでしょう。このトークでは、人間の言語の本質とは何かをAIの言語と比較しながら考えていき、さらに、人間の知性の本質とは何かという問題も考えていきます。皆様のご参加をお待ちしています。
◎見逃し配信日程 ※本講演を予約された方のみ
2024年6月7日(金)0:00 ~ 6月13日(木)23:59
視聴方法は受講券を購入された方のご登録メールアドレス宛に、見逃し配信開始日の2営業日前にメールでご案内します。
主要著書
『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策』日経BP、2024年『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(共著)、中央公論新社(中公新書)、2023年
『ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか』(共著)、扶桑社 (扶桑社新書)、2023年
『言語文化とコミュニケーション(シリーズ 総合政策学をひらく)』(分担執筆)担当:第一章(P.7~P.24)「ことばは世界を切り分ける」、慶應義塾大学出版会、2023年
『外国人の子どもへの学習支援 (発達障害支援・特別支援教育ナビ)』(共著)、金子書房、2022年
『算数文章題が解けない子どもたち』(共著)、岩波書店、2022年
『英語独習法』岩波新書、2020年
『親子で育てることば力と思考力』筑摩書房、2020年
『学びとは何か 〈探究人〉になるために』岩波新書、2016年
『はじめての認知科学(認知科学のススメ)』(共著)、新曜社、2016年
『言語と身体性(岩波講座コミュニケーションの認知科学・第一巻)』(共編著)、岩波書店、2014年
『言葉をおぼえるしくみ 母語から外国語まで』(共著)、 筑摩書房(ちくま学芸文庫)、2014年
『ことばの発達の謎を解く』 筑摩書房(ちくまプリマー新書)、2013年
『新・人が学ぶということ 認知学習論からの視点』(共著)、北樹出版、2012年
『ことばと思考』岩波新書、2010年
『レキシコンの構築 子どもはどのように語と概念を学んでいくのか』(共著)、岩波書店、2007年
『人が学ぶということ 認知学習論からの視点』(共著)、北樹出版、2003年
『こころの生得性 言語・概念獲得に生得的制約は必要か(認知科学の探究シリーズ)』(編著)、共立出版、2000年
『ことばの学習のパラドックス(認知科学モノグラフシリーズ)』共立出版、1997年
このページを印刷