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講師紹介

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劉 慶紅

講演日 2024/07/19 (金)

劉 慶紅
リュウ ケイコウ

慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授
日本経営倫理学会常任理事

講師略歴

1996年中国・大連理工大学卒、米国・コロンビア大学(Columbia University)で修士号を取得後、公共経営学(早稲田大学)、教育学(北京大学)および哲学(清華大学)の3つの博士号を取得。職歴としては、日本電気株式会社及び新日鉄ソリューションズ株式会社(現:日鉄ソリューションズ株式会社)において海外事業の統括責任者や、海外現地法人の上級管理職として勤務した後、教職に転じ、立命館大学経営学部教授を経て現職。その他、米国・スタンフォード大学アジア太平洋研究センター客員研究員、中国国内の大学客員教授(北京大学、清華大学、中国人民大学等)などを歴任。日本経営倫理学会常任理事、異文化経営学会理事。
専攻分野:経営戦略論(統合戦略)、経営哲学・企業倫理

講演内容

【ハイブリッド受講】不易流行の経営学を目指して ~稲盛経営哲学を出発点として~

利潤追求を目的とする企業において、利他の心を経営の根幹に据えた稲盛経営哲学。ともすると、矛盾に満ちた理想論を述べていると思われる節もあるが、決してそうではない。現代経営学においては、持続可能な社会という課題を前にして企業の倫理が中心的なテーマとなっており、企業の公共性が問われる現在、稲盛経営哲学は、極めて優れた経営戦略といえる。稲盛経営哲学に学びながら、人間性を尊重し、利潤追求と社会貢献の統合をめざす経営学理論を構築する、新論が真論となり、不易流行の経営学として結実することを目指して。


見逃し配信日程 ※本講演を予約された方のみ
2024年7月26日(金)0:00 ~ 8月1日(木)23:59
視聴方法は受講券を購入された方のご登録メールアドレス宛に、見逃し配信開始日の2営業日前にメールでご案内します。

主要著書

<日本語>
統合戦略論:「倫理人」モデルで論じるTotal Value Chain』千倉書房、2024年
戦略的利他主義:稲盛経営哲学に学ぶ統合戦略』千倉書房、2023年
経営倫理入門:サステナビリティ経営をめざして』(分担執筆)、文真堂、2023年
ロングライフウェルネス ジェロントロジーの理論と実践』(編著)、論創社、2022年
経営倫理が経営学の未来を変える:倫理から戦略、そして価値創造へ』千倉書房、2020年
利他と責任:稲盛和夫経営倫理思想研究』千倉書房、2020年
道徳資本研究』(訳、王暁錫著)、千倉書房、2016年
中国市場ビジネス戦略』(分担執筆)、信山社、2012年

<英語>
Developing University Social Responsibility: A Business Ethics Approach to Information Disclosure in Japan, 2021/09, Springer.
The Impact of Organizational Ethical Climate on Organizational Commitment and Job Performance: An Economic Analysis of JFEs in China, 2020/04, Springer.
Incorporating Social Responsibility into a Framework for Higher Education: Information Disclosure and Governance,2017/11, Chikura-Shobo.
Redefining Business-society Relations for Japanese Corporations in China: An Empirical Approach, International Business Strategy and Entrepreneurship, in Patricia Ordonez de Pablos (ed.), pp.265-286, 2013/11, IGI Global.
Chinese Economic Nationalism, Japanese Enterprises and Localization: The Growing Importance of Social Engagement,Globalization and Economic Nationalism in Asia, in Anthony D' Costa's (ed.), pp.225-242, 2012/06, Oxford University Press.
China's "Harmonious Society" Challenges Corporate Japan: Towards a Dual Vision of Profitability and Social Responsibility, Cultural Variations and Business Performance, in Bryan Christiansen (ed.), pp.182-196, IGI Global.
Creating Public Value: The Challenges of Localization for Japanese Corporations in China,2010/11, Waseda Press.

<中国語>
『商業倫理学原理:市場邏輯與利己主義批判』科学出版社、2022年
『利他之心:稲盛和夫商業倫理思想研究』人民出版社、2021年
『組織雰囲與倫理経済:在華日企組織倫理雰囲之分析』科学出版社、2019年
『日本高校信息公開研究:面向利益相関者的社会責任』人民出版社、2017年
『在華日企的本地化研究』復旦大学出版社、2010年

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