講師紹介
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講師略歴
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修了。専門はパレスチナ・イスラエルを中心とする中東現代政治と、移民/難民研究。ヨルダン、レバノン、イスラエルなどで在外研究の経験がある。
イスラエル・パレスチナ紛争とそこから生まれた難民問題を起点に、シリア難民やイラク難民を含むアラブ系の人の移動の研究に取り組んでいる。移民/難民の法的地位やシティズンシップ、アイデンティティ、移動の動機と認識などについて考察を加えるため、中東各国およびヨーロッパ諸国で継続的に現地調査を行っている。
ヨルダンに住む無国籍の難民を支援するNGO「パレスチナ学生基金」の理事を務める。
錦田愛子研究会:https://keiolaw.org/seminar/nishikida_aiko
NGO「パレスチナ学生基金」:http://palestinescholarship.org
講演内容
【ハイブリッド受講】イスラエルとパレスチナ相克の歴史
昨年10月に始まったイスラエルとハマースらパレスチナ武装勢力との戦闘は、2024年に入っても継続し、ガザ地区での戦闘の最長期間と最多の死者数を更新しました。なぜこれほど多くの犠牲者が出る事態となってしまったのか、これまでの戦闘との違いはどこにあるのか、紛争の歴史と対立の構図を紐解きながら解説していきます。パレスチナとイスラエルの対立は数千年にわたる宗教間の対立と勘違いされがちです。しかし実際にはもっと歴史が短く、政治的な動機に基づくものといえます。国際社会を巻き込む複雑な現状を分かりやすくお伝えしていきます。◎見逃し配信日程 ※本講演を予約された方のみ
2024年5月17日(金)0:00 ~ 5月23日(木)23:59
視聴方法は受講券を購入された方のご登録メールアドレス宛に、見逃し配信開始日の2営業日前にメールでご案内します。
主要著書
『パレスチナ/イスラエルを読み解く』えにし書房、2024年『教養としての中東政治』(ページ数: 264)、ミネルヴァ書房、2022年
『政治主体としての移民/難民 人の移動が織り成す社会とシティズンシップ』(編著)、明石書店、2020年
『移民/難民のシティズンシップ』(編著)、有信堂高文社、2016年
『中東政治学』(共著)、有斐閣、2012年
『グローバリゼーションズ 人類学・歴史学・地域研究の現場から』(共著)、弘文堂、2012年
『越境とアイデンティフィケーション 国籍・パスポート・IDカード』(共著)、新曜社、2012年
『ディアスポラのパレスチナ人 「故郷(ワタン)」とナショナル・アイデンティティ』有信堂高文社、2010年
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