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講師紹介

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山極 壽一

講演日 2023/12/12 (火)

山極 壽一
ヤマギワ ジュイチ

総合地球環境学研究所 所長
京都大学名誉教授

講師略歴

1952年東京都生まれ。京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学。理学博士。ルワンダ共和国カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンター研究員、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科助教授、同教授、同研究科長・理学部長を経て、2020年まで第26代京都大学総長。人類進化論専攻。屋久島で野生ニホンザル、アフリカ各地で野生ゴリラの社会生態学的研究に従事。 日本霊長類学会会長、国際霊長類学会会長、日本学術会議会長、総合科学技術・イノベーション会議議員を歴任。
現在、総合地球環境学研究所 所長、京都市動物園名誉園長、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)シニアアドバイザーを務める。南方熊楠賞、アカデミア賞受賞。著書に『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』(2020年、家の光協会)、『スマホを捨てたい子どもたち―野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』(2020年、ポプラ新書)、『京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと』(2021年、朝日新書)、『猿声人語』(2022年、青土社)など多数。

総合地球環境学研究所:https://www.chikyu.ac.jp/

講演内容

【オンライン受講】人間の本質と情報通信革命

今のように定住と所有を原則とした社会は新しい。人間の本質は1万2千年前に農耕・牧畜が始まる以前の約700万年の進化の過程で作られた。それをゴリラとの共通祖先の時代まで遡って現代と比較してみると多くの新しい事実に気づく。人類は弱みを強みに変え、3つの自由(動く、集まる、語る)を駆使してこのグローバルな社会に到達した。しかし、近年の情報通信革命は虚構の世界を拡大し、制度やシステムに依存する契約社会の構築を進めている。その是非を問い直してみたい。
 
クロシングでの視聴はこちら
※本講演は終了していますが、過去開催の「夕学講演会」約140本を、オンデマンド視聴可能な「クロシング(夕学アーカイブ)」より全編ご視聴いただけます。
(お申込み後、7日間無料体験いただけます。なお、ご視聴には会員情報登録(クレジットカード登録含む)及び初期設定が必要です。)

主要著書

共感革命 社交する人類の進化と未来』河出書房新社(河出新書)、2023年
動物たちは何をしゃべっているのか?』(共著)、集英社、2023年
猿声人語 進化の途上でこの社会を考える』青土社、2022年
人類は何を失いつつあるのか』(共著)、朝日新聞出版 (朝日文庫)、2022年
京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと』‎ 朝日新聞出版(朝日新書)、2021年
人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』家の光協会、2020年
スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』ポプラ社(ポプラ新書)、2020年
京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ』朝日新聞出版 (朝日文庫) 2020年
ゴリラの森、言葉の海』(共著)、新潮社、2019年(新潮文庫、2020年)
「言葉」が暴走する時代の処世術』(共著)、集英社 (集英社新書) 、2019年
ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』毎日新聞出版、2018年
「サル化」する人間社会』集英社インターナショナル、2014年
人類進化論 霊長類学からの展開』裳華房 、2008年

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