講師紹介
このページを印刷
講師略歴
1987年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx’s Ecosocialism:Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』角川ソフィア文庫)によって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。同書は世界9カ国で翻訳刊行されている。日本国内では、晩期マルクスをめぐる先駆的な研究によって「日本学術振興会賞」受賞。近刊は、発売即15万部突破の『ゼロからの『資本論』』(NHK新書)、『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』(KADOKAWA)。50万部を超えるベストセラー『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞。X(旧Twitter): @koheisaito0131
講演内容
【オンライン受講】緑の資本主義の欠陥
迫り来る気候危機の影響はもはや無視できなくなっている。日本のGX推進法などは、経済成長と環境対策を両立させることで、この危機に対処しようとしている。だが、今まで通りのやり方で、この危機に対処することはできない。その理由を提示しながら、必要なのはシステムの大転換であり、「脱成長コミュニズム」という大きなビジョンだということを明らかにしていく。主要著書
『マルクス解体 プロメテウスの夢とその先』(著、翻訳)、講談社、2023年『コモンの「自治」論』(共著)、集英社、2023年
『未来のための終末論』(共著)、左右社、2023年
『ゼロからの『資本論』』NHK出版 (NHK出版新書) 、2023年
『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』KADOKAWA、2022年
『天才たちの未来予測図』(共著)、マガジンハウス(マガジンハウス新書) 、2022年
『撤退論 歴史のパラダイム転換にむけて』(共著)、晶文社、2022年
『マンガでわかる! 100分de名著 マルクス「資本論」に脱成長のヒントを学ぶ 』(監修)、 NHK出版、2022年
『カール・マルクス『資本論』』 NHK出版(NHK 100分 de 名著)、2021年
『人新世の「資本論」』集英社(集英社新書)、2020年
『資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐』(編著)、集英社(集英社新書)、2019年
『大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝』堀之内出版、2019年、(KADOKAWA(角川ソフィア文庫)、2022年)
このページを印刷