講師紹介
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講師略歴
ロチェスター大学経済学博士課程修了(Ph.D.)。2014年より慶應義塾大学経済学部教授。2020年にEconomics Design Inc.を共同創業、経済学のビジネス実装を推し進める。レーティング関数、オークション方式、取引ルールの設計など、さまざまな学知のビジネス実装に従事。
プルデンシャル生命保険・社外取締役、デューデリ&ディール・チーフエコノミスト、Gaudiy経済設計顧問、Advisor of Astar Network、Institute for a Global Society顧問などを併任。
主著『多数決を疑う』(岩波新書)は高校国語の検定教科書に所収、著書は多くアジアで翻訳されている。
坂井豊貴WEBサイト:https://sites.google.com/sakaioffice.co/main/home
講演内容
【オンライン受講】 経済学のビジネス実用 ~学知が富の源泉となった時代~
米国ではここ20年で経済学のビジネス活用が急伸しましたが、日本でも近年は同様の動きが起こっています。かつて「過度に数理的」だと批判されることもあった経済学は、数理的なだけにコンピュータによる実装と相性がよく、知らないところですでに多く使われています。わたし自身は、大学の研究者として活動しながら、起業して多くの企業案件に携わっています。この講演では、経済学のどの知識が何に使えるのか、実務で重要なポイントは何か、どこで苦労しているのか等について、自身の経験をもとに率直にお話しします。
主要著書
『メカニズムデザインで勝つ ミクロ経済学のビジネス活用』(共著)、日経BP日本経済新聞出版本部、2020年『暗号通貨vs.国家 ビットコインは終わらない』 SBクリエイティブ (SB新書)、2019年
『NHK欲望の経済史 日本戦後編 ニッポン戦後経済史』(編著)、NHK出版、2018年
『大人のための社会科』(共著)、有斐閣、2017年
『ミクロ経済学入門の入門』岩波書店(岩波新書)、2017年
『「決め方」の経済学』ダイヤモンド社、2016年 ※2016年「ベスト経済書」第3位
『多数決を疑う』岩波書店(岩波新書)、2015年 ※高校国語の教科書に掲載
『メカニズムデザインと意思決定のフロンティア』(編著)、慶應義塾大学出版会、2014年
『社会的選択理論への招待』日本評論社、2013年
『マーケットデザイン 最先端の実用的な経済学』筑摩書房(ちくま新書)、2013年
『マーケットデザイン入門 オークションとマッチングの経済学』ミネルヴァ書房、2010年
『メカニズムデザイン 資源配分制度の設計とインセンティブ』(共著)、ミネルヴァ書房、2008年
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