講師紹介
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講師略歴
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院教授。MIT客員研究員(2019)。専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)。WIRED Audi INNOVATION AWARD 2017、第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞(2020)受賞。第42回サントリー学芸賞受賞。
東京工業大学科学技術創成研究院×リベラルアーツ研究教育院 未来の人類研究センター WEBサイト:fhrc.ila.titech.ac.jp
伊藤亜紗 WEBサイト:asaito.com
Twitter:@gubibibi
講演内容
「身体論から考える利他」
利他的でありたいと思えば思うほど、自分の正義をおしつけることになってしまい、結果的に相手のためにならないことがたくさんあります。利他が生まれるのはどのようなときなのか?介助やスポーツなど、体と体がふれあう触覚的なコミュニケーションを手がかりに考えてみたいと思います。わずかな接触のなかにも、迷いやためらい、問いかけや応答があります。接触面に生まれる人間関係の創造性に注目してみましょう。「クロシングでの視聴はこちら」
※本講演は終了していますが、過去開催の「夕学講演会」約140本を、オンデマンド視聴可能な「クロシング(夕学アーカイブ)」より全編ご視聴いただけます。
(お申込み後、7日間無料体験いただけます。なお、ご視聴には会員情報登録(クレジットカード登録含む)及び初期設定が必要です。)
主要著書
『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』水声社、2013年『目の見えない人は世界をどう見ているのか』光文社(光文社新書)、2015年
『目の見えないアスリートの身体論 なぜ視覚なしでプレイできるのか』潮出版社(潮新書)、2016年
『どもる体』医学書院、2018年
『記憶する体』春秋社、2019年
『見えないスポーツ図鑑』(共著)、晶文社、2020年
『ひび割れた日常 人類学・文学・美学から考える』(共著)、亜紀書房、2020年
『手の倫理』講談社(講談社選書メチエ)、2020年
『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』講談社(講談社学術文庫)、2021年
『「利他」とは何か』(共著)、集英社(集英社新書)、2021年
『ポストコロナの生命哲学』(共著)、集英社(集英社新書)、2021年
『きみの体は何者か』筑摩書房、2021年
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