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講師紹介

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広瀬茂男

講演日 2002/06/05 (水)

広瀬茂男
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東京工業大学大学院理工学研究科教授

講師略歴

1947年東京生まれ
1966年東京都立日比谷高校卒業
1971年横浜国立大学工学部機械工学科卒業
1976年東京工業大学博士課程制御工学専攻修了、工学博士
同学機械物理工学科助手
1979年同助教授
1982年米国オハイオ州立大学客員助教授
1992年東京工業大学機械物理工学科(2000年以降機械宇宙システム専攻)教授

専門分野ロボット工学

ヘビ型の超冗長ロボット、歩行ロボット、自由形車輪・クローラロボット、全方向移動ロボット、壁面移動機械、惑星探査ロボット、そしてロボット用駆動系・センサ系・制御系システムなどについての研究に従事。

講演内容

「近未来ロボットと社会」

近未来に活躍するロボットの開発状況をまず論じ、生物に規範を求めたヘビ型ロボットやクモ型歩行ロボット、また生物的な形態と工学的な形態の特性を融合したロボットなどを紹介する。また、原子力関連事故の対応作業ロボット、大震災対応ロボット、対人地雷撤去作業用ロボットの開発を論ずる。ついで、近未来社会のロボットと人間のあり方について論じ、ロボットに植え付けるべき行動原理としてのアシモフのロボット3原則の妥当性を論ずる。さらに、未来のロボット化社会における人間の労働を論じ、知的スポーツを振興すべきことを論ずる。

主要著書

  • 『自然とロボット、第2巻ヘビ』桐原書店、1985年

  • 『生物機械工学-やわらかいロボットの基本原理と応用』工業調査会、1987年

  • 『ロボット工学-機械システムのベクトル解析』裳華房、1987年

  • "Biologically Inspired Robots" Oxford University Press, 1993
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