講師紹介
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講師略歴
1992年 東京大学理学部生物学科人類学教室卒業1994年 東京大学大学院理学研究系科修士課程(人類学専攻)修了
1995年 東京大学大学院理学研究系科博士課程(人類学専攻)中退
1999年 博士(理学)取得(東京大学)
1994年 日本学術振興会 特別研究員(~1995年)
1995年 国立科学博物館人類研究部 研究員(~2007年)
2007年 東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 准教授(~現在)
2008年 国立科学博物館人類研究部 研究主幹(~2014年)
2014年 国立科学博物館人類研究部 人類史研究グループ長
2020年 東京大学総合研究博物館 教授
人類進化学者。主に化石骨の分析を通じて、アジアにおける人類の進化史や、アフリカからのホモ・サピエンスの拡散など、幅広いテーマについて研究している。同時に考古学や遺伝学など関連分野の知見を統合した、人類総史の構築を目指している。
2012年日本学術振興会賞受賞。
2016年モンベルチャレンジアワード受賞。
2019年山縣勝見賞受賞。
2019年日本航海学会航海功績賞受賞。
クラウドファンディングで約6000万円を集めて、2016~2019年に、太古の祖先たちの航海を再現することを目的とした「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」を企画・実行。
国立科学博物館「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」
HP : https://www.kahaku.go.jp/research/activities/special/koukai/
Twitter : @yosukekaifu
Facebook : https://www.facebook.com/koukaiproject/
講演内容
「海を越えた最初の日本列島人 ~実験航海で探る3万年前の挑戦~」
最初の日本列島人は、3万年以上前に、海を越えてこの地へやってきましたが、そこには不可解な点があります。彼らは、世界最大級の海流、黒潮をどうやって越えたのでしょうか。見えないほど遠い島を、なぜ目指したのでしょうか。謎に迫るため、2019年7月、私たちは丸木舟で台湾から与那国を目指す実験航海を決行し、成功しました。ここではその成果からわかったことをお話しします。主要著書
『サピエンス日本上陸 3万年前の大航海』講談社、2020年『日本人はどこから来たのか?』文藝春秋、2016年(2019年・文春文庫) ※第4回「古代歴史文化賞」優秀作品賞受賞。
『人類がたどってきた道』日本放送出版協会(NHKブックス)、2005年
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