夕学五十講

夕学サテライト配信履歴(2019年度 前期)

2019/04/11 (木)
「戦略的意思決定力を鍛える~見えるものと見えないもの~」
清水 勝彦
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授
「資源配分は戦略の要」と言われます。誰もが限られた24時間をどう配分するか、その優先順位付けは組織においても人生においても大きな意味を持ちます。ただ、意外に見落とされるのが「何の優先順位をつけるか」です。施策AとBがあって検討したが決まらないので来週に持ち越す、とすれば「持ち越すという選択肢C」を最優先にしているのですが、それでいいのでしょうか?実は拙速に見えても決めて実行したほうが良いかもしれません。 意思決定を機会損失という視点から見ることは 「見えない」イシューへの感度を高めることです。 
2019/04/12 (金)
「日本経済の機会とリスク」
竹中 平蔵
慶應義塾大学名誉教授
東洋大学教授
世界では、第4次産業革命の流れが一気に加速しています。
平成の教訓を踏まえ、日本はそのリスクを回避しつつ、チャンスを活かすべく大胆な改革を進めなければなりません。
2019年は、その重要な分水嶺になります。
2019/04/25 (木)
「大企業イノベーションの起こし方」
馬場 渉
パナソニック株式会社 ビジネスイノベーション本部 本部長
パナソニック ノースアメリカ株式会社 副社長
佐々木 紀彦
株式会社ニューズピックス 取締役CCO
NewsPicks Studios CEO
「イノベーションの量産」、「タテパナをヨコパナに」など独特のスローガンをかかげ、パナソニックのビジネス改革を主導している馬場渉ビジネスイノベーション本部本部長。
2017年4月まで基幹系業務ソフトウエア世界最大手、独SAP本社や米シリコンバレー拠点の幹部を務め、米シリコンバレー流の開発手法にも精通する馬場氏から、「大企業イノベーションの起こし方」を伝授していただきます。(夕学事務局筆)
※本講演は馬場氏の講演60分・対談30分・質疑応答30分の構成です。
2019/05/09 (木)
「修験道の世界~身体を使って心を修める~」
田中 利典
金峯山寺長臈
種智院大学客員教授
修験道は、日本古来の山岳信仰に、神道や外来の仏教、道教などが習合して成立した我が国固有の民俗宗教です。修験とは「実修実験」「修行得験」という意味であり、実践を重んじる、山に伏し、野に伏して修行する山伏の宗教でもあります。また今風に言うなら、グローカルな宗教とも言えます。その修験道で学んだ教えは、高度に発達した現代社会の中でなお、大きな意味を持っています。そういうお話をさせていただければと思います。
2019/05/10 (金)
「シン・ニホン~AI×データ時代における日本の再生と人材育成~」
安宅 和人
慶應義塾大学 環境情報学部教授
ヤフー株式会社 CSO(チーフストラテジーオフィサー)
ヤフーのCSO(チーフストラテジーオフィサー)を務める一方で、慶應SFCの教壇に立つ安宅教授。ビジネスと研究・教育の両面から、ビッグデータ、AIの進化と人間社会の未来を語ることができる識者のひとりです。
「ヒト・データ・キカイ」が新たな経営資源となる時代に、日本の再生に向けて何が必要なのか、そして人材育成はどう変わっていくのかをお話いただきたいと思います。(夕学事務局筆)
2019/05/15 (水)
「C2C×デジタルが生み出す新しい経済圏」
小泉 文明
株式会社メルカリ 取締役社長兼COO
山本 晶
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 准教授
メルカリに代表されるフリマアプリの登場は、消費者行動に大きな変化をもたらしています。それはスマホベースの個人間取引にとどまらず、フリマアプリを起爆剤とした物流やリユースサービスの増加など、周辺領域に新しい経済圏を生み出しつつあるようです。
メルカリ社長の小泉氏とネット時代の消費者行動論を専門とする山本准教授の対談を通して、これからの社会を考えてみます。(夕学事務局筆)
※本講演は小泉氏の講演45分・対談45分・質疑応答30分の構成です。
2019/05/24 (金)
「タイタンの学校のすすめ」
太田 光代
株式会社タイタン 代表取締役
タイタンの学校 理事長
「爆笑問題」の所属事務所として、太田光の妻である光代さんが創業したタイタンは、いまや業界内で独自のポジションを確立しています。昨年からは、新たに「タイタンの学校」を開始されました。
設立からの25年間で、エンターテイメントビジネスはどう変わり、その変化の中で、タイタンは何をやってきたのか。そして、更なる変化を見据えて、どうしていきたいのか。過去・現在・将来の流れの中で「タイタンの学校」は、どう位置づけられるのかをお尋ねしたいと思います。(夕学事務局筆)
※本講演はトークショー形式の講演60分・質疑応答30分の構成です。
2019/06/04 (火)
「未来生活者発想でサービスをデザインする」
岩嵜 博論
株式会社博報堂 ブランド・イノベーションデザイン局 部長
自動車産業がモビリティ産業に変化するなど、価値提供の新しい形態としてサービスへの注目が高まっています。モノ中心の経済からサービス中心の経済に推移する中で、従来のモノづくりとは異なるサービスデザインのアプローチが必要になっています。
本講演では、イノベーティブなサービスで事業の成長をリードするための方法論として、未来視点や生活者視点を織り交ぜたサービスデザインについてお話します。
2019/06/11 (火)
「日本の働き方と生産性について」
南 壮一郎
株式会社ビズリーチ 代表取締役社長
株式会社ビズリーチは、「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」をミッションに掲げ、社会の課題をテクノロジーで解決することを目指し、様々な事業を展開しています。
なかでも本講演では、日本にとって大きなテーマである「働き方」と「企業の生産性向上」について、当社がどのように課題を捉え、解決に挑むのかをお話します。
2019/06/14 (金)
「超小型衛星でかわる宇宙ビジネスの潮流」
白坂 成功
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授
これまで、宇宙開発は国がおこなうもので、一部の通信・放送衛星を除いては、いわゆる通常のビジネスとは違うと考えられてきました。しかしながら、大学やベンチャー等が超小型衛星を打ち上げられるようになって以降、宇宙開発を通常のビジネスでおこなう企業が生まれてきました。日本でも2017年に内閣府が「宇宙産業ビジョン2030」を制定し、新たな宇宙産業支援を明確に打ち出しています。
本講演では、超小型衛星の開発に携わってきた講演者が、新たな宇宙ビジネスの流れがどのように変化してきているのか、実際どのように考えて宇宙ビジネスを捉えればいいのかを具体的な事例とアプローチとともに紹介します。
2019/06/27 (木)
「日本の魅力~その活かし方と伝え方~」
デービッド・アトキンソン
小西美術工藝社 代表取締役社長
ゴールドマン・サックスのパートナーから、国宝・重要文化財の補修を手掛ける三百年企業小西美術工藝社の社長に転じたアトキンソン氏。日本の伝統文化を守りつつ、行政・業界・社会の旧習に対する改革提言も積極的に行っています。
「世界から見た日本」と「日本から見た世界」の両面を知るお立場から、世界に向けて日本の魅力をどう伝えていけばよいのかを伺いたいと思います。(夕学事務局筆)
2019/07/02 (火)
「対話型リーダーシップのすすめ~リーダーシップ基礎教育への挑戦~」
田村 次朗
慶應義塾大学法学部教授
ハーバード大学国際交渉学プログラム・インターナショナル・アカデミック・アドバイザー
慶應義塾大学では、リベラル・アーツ教育を補完する新しい教育として、リーダーシップ基礎教育(MCC・福澤諭吉記念文明塾・三田オープンカレッジなど)に取り組んでいます。
国際社会は、多様な背景を持つ人々による対立がさらに激化し、国家・組織・企業などそれぞれのレベルで、安易な駆け引きや譲歩などが横行しています。
この状況を改善し、深刻な対立、摩擦を乗り越えるために対話型リーダーシップを教えています。
このような基礎力によって真のリーダーシップを発揮できると考え、その内容と教育効果についてご紹介します。
2019/07/09 (火)
「資金循環で社会の問題を解決する」
村上 絢
一般財団法人 村上財団 代表理事
私は、株式投資を通じて、日本の上場企業におけるコーポレートガバナンス及び日本の上場企業が抱える内部留保の在り方について訴えてまいりました。一方で、私が理事を務める村上財団では、日本の社会的課題を解決するために活躍する非営利団体への使途指定寄付や助成を行っております。日本経済の持続的な成長のためには、日本の上場企業が抱える資金循環の問題を解決すると共に、日本の非営利活動の資金循環の活性化も必要です。
日本が持続可能な社会を目指し、このような課題を解決するために、どのように貢献できるか、私たちにできることについてお話しさせて頂ければ幸いです。
2019/07/17 (水)
「信長はなぜ葬られたのか」
安部 龍太郎
作家
歴史小説家になって三十年、ずっと織田信長に取り組んできました。彼のことが分かれば日本と日本人が分かる。そう思ったからですが、巨大な天才の実像はなかなかつかめません。しかし、なぜ信長が分からないのかについては、理解できるようになりました。その原因は江戸時代の鎖国史観、身分差別史観を、明治維新以後も是正することなく受け継いだことにあります。そうしたベールをはぎ取ったなら、戦国時代はどう見えるのか。新しい歴史観をお楽しみいただければ幸いです。
2019/07/31 (水)
「兵士達が見たアジア・太平洋戦争」
吉田 裕
一橋大学大学院社会学研究科 特任教授
保阪 正康
ノンフィクション作家
アジア・太平洋戦争の凄惨な戦場の現実。戦争体験世代が全人口の1割を割り込むという状況の中で、その生々しい記憶がしっかりと次の世代に継承されていないという危機感を抱いています。この講演では、参謀本部や軍令部などの軍中央の立ち位置からではなく、あくまで兵士の目線にこだわりながら、戦場という「死の現場」の現実を明らかにしてみたいと思います。あわせて戦後歴史学の中で、戦史研究がなぜ立ち遅れたのかという問題についても考えてみます。
※本講演は吉田氏の講演60分・対談30分・質疑応答30分の構成です。