夕学五十講

夕学サテライト配信履歴(2015年度 後期)

2015/10/02 (金)
「ラストマンの生き方」
川村 隆
株式会社日立製作所 相談役
赤字に陥った巨大企業トップに就任したのは69歳のグループ会社社長。経済界で経営陣の若返りが進む中、逆に注目されるが、覚悟を決めて決断と実行を重ね過去最高益を達成。企業使命は利益を創造し社会へ還元することと断言する川村氏が改革の軌跡と日立への思いを語る。
※本講演は講演60分、質疑応答60分の構成です。
2015/10/14 (水)
「禅とハードル」
為末 大
競技に邁進した現役引退から3年、子供向けの体力向上・教育プログラムの開催、ブータン親善大使としての活動など多忙な日常の中で禅と出会い、禅師と会話を重ね自らの思考を深めてきた為末氏。選択肢と情報が氾濫する現代社会だからこそ、絞り込みと没頭が大切と説く。
2015/10/16 (金)
「消費者行動とブランド・マネジメント」
坂下 玄哲
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 准教授
製品やサービスが多様化するいま、企業のブランドマネジメントに対する悩みは尽きない。消費者行動論を専門とする坂下准教授が、拡散する消費者へのアプローチやブランド構築手法とその長所・短所を解説し、理論と実務の両面から問題解決への手がかりを示す。
2015/10/21 (水)
「経済学的思考法」
大竹 文雄
大阪大学社会経済研究所 教授
低所得者対策に有効ではない税制に7割の人が賛成するのはなぜか。合理的のようでいて、実は直観的で間違った意思決定を行ってしまうのが人間。思考の癖を理解し、経済的合理性を意識することで仕事も家庭生活もが変化する。大竹教授が直観に頼らない思考法を伝授する。
2015/10/30 (金)
「チームの力を活かす組織論~良い組織作りのための実践的視座~」
西條 剛央
早稲田大学大学院商学研究科MBAコース 客員准教授
大震災後、現場力とSNSを組み合わせて始動したボランティアプロジェクト。無給のボランティア3000人以上が関わり、50以上のプロジェクトからなる総合支援組織を円滑運営できた理由とは。リーダーを務めた西條准教授が価値観や信念の対立解消に有効な構造構成主義の視点からよりよいチーム・組織作りに向けて助言する。
2015/11/02 (月)
「有言実行」
清宮 克幸
ラグビートップリーグ・ヤマハ発動機ジュビロ 監督
アジア初のW杯開催決定で注目を浴びるラグビー。経営環境の悪化で存続の危機を迎えトップリーグ入替戦も経験したチームが4年で日本一になった。具体的な数字やデータを示し言葉で正しいプレーの再現性を高める。選手の心に火をつけ続けた清宮監督が優勝への軌跡を語る。
2015/11/10 (火)
「習近平の中国」
宮本 雄二
宮本アジア研究所 代表
元駐中国特命全権大使
反腐敗闘争、領海問題、バブル崩壊リスクなど課題山積の習近平政権。内情や日中外交の舞台裏に詳しい宮本元大使が独自の視点から解説する。また、日中双方が中途半端なイメージに囚われずに客観的かつバランスのとれた視点で相手を見ることが平和共存に繋がると説く。
2015/11/11 (水)
「アシックスのグローバル戦略」
尾山 基
株式会社アシックス 代表取締役社長CEO
世界3位の競合先を射程内に捉えたアシックス。欧米でのランニング人気、ヨーロッパでのレトロ回帰を追い風にブランドを確立し売上を伸ばし、東京五輪ゴールドパートナーとして更なる飛躍をめざす。尾山社長が示す事業変革事例と成長戦略に海外ビジネスのヒントを得たい。
2015/11/18 (水)
「ウイルスはどうやって生き残っているのか」
高田 礼人
北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター 教授
世界を震撼させる人獣共通感染症は、自然の中で静かに暮らしていたウイルスを引きずり出すことから発生する。エボラ出血熱研究の第一人者で診断法や治療薬開発に向け、世界中を飛び回り自然宿主や存続メカニズム解明に挑む高田教授がウイルスの生態や向き合い方を語る。
2015/11/26 (木)
「組織人材から社会人材へ」
野田 稔
一般社団法人 社会人材学舎 塾長
明治大学大学院グローバル・ビジネス研究科 教授
バブル入社組の処遇に頭を悩ます大企業に人材不足に悩む地方&中小企業。人口減少と超高齢化が進む中で生産人口確保も重要だ。個人と企業が高めあい人的資源の循環が可能で社会全体での終身雇用も実現する。野田塾長の新たな活動がよりよい社会作りへのヒントを与える。
2015/12/03 (木)
「戦後70年、『学生と戦争』を考える」
都倉 武之
慶應義塾福澤研究センター 准教授
70年前、日本の学生達は陸海軍、勤労動員、疎開と散り散りになり特攻や玉砕戦、シベリア抑留等を経験することになった。この夏、慶應義塾主催の史料展示プロジェクトに関わった学生と、当時の学生を都倉准教授が繋ぐ。会場全体で「あの戦争は何だったのか」を考えたい。
※本講演は特攻を経験された方を含む元学徒兵の方々との対談形式です。
2015/12/15 (火)
「自分も世界も幸せにする生き方」
榎本 英剛
よく生きる研究所 代表
自分が置かれている状況に関わらず「希望」は選択できる。サラリーマンやコーチ経験、エコビレッジ移住に世界的市民運動の日本法人設立など様々な体験を経て現在に至る榎本氏。政治や経済、自然破壊など多様な問題の中にあって、自分と世界を幸せにする生き方を紹介する。
2015/12/17 (木)
「幸せの日本論―日本の個人と企業はいかにあるべきか」
前野 隆司
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授
短所と長所は表裏一体。日本人の“短所”も、実は合理性や個人主義が行き過ぎた世界が学ぶべき点でもある。全体が調和し共生する日本型システムが広がれば誰もが幸せになれるのではないか。これまでも脳と心、幸福の関係を解明してきた前野教授が新・幸福論を提唱する。
2016/01/14 (木)
「落語のちから」
春風亭 一之輔
落語家
演じ手の話と聴衆の想像力で物語の世界が広がるシンプルな芸能。高校生の時にふらりと入った寄席で落語に魅せられ、入門後11年で先輩噺家21人を抜いて真打へ駆け上った一之輔師匠が落語の魅力を語り一席を披露。想像力をも刺激する一石二鳥の時間を愉しみたい。
※本講演は落語一席を交えた90分と質疑応答30分の構成です。
2016/01/26 (火)
「高収益事業の創り方」
三品 和広
神戸大学大学院経営学研究科 教授
経営と執行を分離し、経営者人材の計画的な育成をしなければ、長期的な高収益化は実現できない。数年にわたり成功と失敗、合計250超という膨大なケースの分析を行い、多様な戦略パターンとバリエーションを導き出してきた三品教授が会場に新たな視点と気づきを与える。