夕学五十講

講演履歴(2016年度 後期)

2016/10/04 (火)
金井 壽宏
「私のリーダーシップ研究の旅」
金井 壽宏
神戸大学大学院経営学研究科 教授
名著「変革型ミドルの探求」から四半世紀。「ひと皮むける経験」、サーバントリーダーシップ、多くの実務家・コンサルタント・他領域の研究者との協働著作等。日本のリーダーシップ研究&普及に力を尽くしてきた金井教授が、自らの歩んできた道程と今後の展望を語る。
2016/10/05 (水)
夏野 剛
「変えること、変わることを恐れてはいけない!」
夏野 剛
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授
ITの進化はビジネス・経済・政治など社会のあらゆる面を変え、人間や社会に変化への適応を促し続けている。iモードを生み、ニコニコ動画の黒字化に貢献したITビジネスのエバンジェリスト夏野氏が、最新動向を伝えると同時に、変わり続けることの意義と重要性を熱く語る。
2016/10/11 (火)
井上 章一
「京都ぎらいの関西論」
井上 章一
国際日本文化研究センター 教授
大ベストセラー「京都ぎらい」の著者井上教授。洛中千年の「花と毒」を見定めた衝撃の京都論の裏側には、京都に生まれ、京都に住み続けてきた氏の独自の関西人論・関西文化論があった。東京人が持つステレオタイプのイメージを打ち破り、ユニークな関西像を描き出す。
2016/10/14 (金)
日向野 幹也
「新しいリーダーシップのあり方と学び方」
日向野 幹也
早稲田大学大学総合研究センター 教授
金融論からキャリア変更し、初めての仕事は日本初の学部全員必修を含むBLP開発だった。その質の高さが学内外で高く評価され他大学にも波及しつつある。異色の経歴を持つ日向野教授が役職や権限によらない新たなリーダーシップを解説し、全ての若者への教育の必要性を説く。
2016/10/17 (月)
平井 正修
「坐禅で作る しなやかな心」
平井 正修
全生庵 第七世住職
日本大学客員教授
現役首相をはじめ政財界人も多く参禅し心を調える場は江戸城無血開城に尽力し、剣・禅・書の達人でもあった山岡鉄舟が建立した全生庵。住職の平井氏がしなやかな心を育む座禅の力を説き、日常の中での実践方法を伝えることでストレス社会に生きる我々にエールを送る。
2016/10/25 (火)
上田 泰己
「全脳・全身透明化の先に見えてくること」
上田 泰己
東京大学 教授
理化学研究所 グループディレクター
透明マウス、現る。世界初となる成体全身の透明化成功の裏には体内時計の解明に向けた強い想いがあった。生命と時間の関係を研究する上田教授が6年ぶりに登壇。今回開発した技術とその先に見えてくる全身・各種臓器の全細胞解析、生命科学の未来を分かりやすく解説する。
2016/10/27 (木)
森本 あんり
「オバマとトランプ:反知性主義とアメリカの宿命」
森本 あんり
国際基督教大学 人文科学デパートメント教授(哲学・宗教学)・学務副学長
分断を語り、差別と憎悪を是認するトランプになぜ支持が集まったのか。統合の夢を語ったオバマの登場から8年でアメリカの何が変わったのか。アメリカキリスト教史が専門の森本教授が、アメリカ精神の底流をなす反知性主義の伝統からこの変化を解き明かしてくれる。
2016/11/01 (火)
廣瀬 俊朗
「進化を楽しむ」
廣瀬 俊朗
元ラグビー日本代表主将
昨年のW杯で一躍注目の的となったラグビー。その舞台裏でチーム団結を促し勝利に貢献した“影の主将”が30年近い現役に終止符を打った。引退後も選手会設立などに取り組む廣瀬氏が登壇。W杯での躍進に至る日本ラグビーの軌跡、個人の想いと新たな挑戦への抱負を語る。
2016/11/02 (水)
渡部 潤一
「宇宙生命は存在するか~天文学からのアプローチ~」
渡部 潤一
自然科学研究機構 国立天文台 副台長・教授
東京で大阪にある一円玉を見分ける。2013年にチリで開所したアルマは20ヵ国以上が協働し国立天文台も運用の一端を担う、世界最大級の電波望遠鏡。研究の傍ら広報や執筆活動も精力的に行う渡部教授が、宇宙生命の存在という問いに対して最新の研究手法と成果を披露する。
2016/11/10 (木)
井原 慶子
「突破する力!~Zone人間としての能力を最大限発揮する方法~」
井原 慶子
カーレーサー
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任准教授
(株)ソフト99コーポレーション 社外取締役
チーム全員の頭と身体の能力をどのように最大限発揮するか?食事、血流、呼吸などで感情や神経を論理的かつ科学的にコントロールし、女性ドライバーとして世界最高成績を獲得。最先端の自動車開発の場で、チーム全員の能力を最大限発揮し、技術、枠組み、性別の差などをBreakthroughしたアイデアに聴衆が沸いた情熱あふれるプレゼンテーション。
2016/11/11 (金)
松尾 睦
「マネジャーになる・育てる:仕事の創り方、与え方」
松尾 睦
北海道大学大学院経済学研究科 教授
挑戦的な仕事を任せれば管理職として成長できると考えるのは安直だ。経験学習研究の第一人者松尾教授が、人材開発の最大テーマ「マネジャー育成」を取り上げ、丁寧な調査研究に裏付けられた知見を、豊富な事例を交えて語る。経営幹部、企業の教育担当者必見の90分。
2016/11/15 (火)
小川 和久
「国際水準から見た日本の危機管理」
小川 和久
静岡県立大学特任教授
NPO法人 国際変動研究所理事長
軍事アナリスト
北朝鮮のミサイル発射、中国の覇権主義的海洋進出、ISテロやサイバー攻撃、度重なる自然災害等々。日本を取り巻く内外環境は緊張感に満ちている。安全保障と危機管理の専門家でメディアでも活躍する小川教授が、国際水準に照らしながらわが国の課題と対処法を説く。
2016/11/18 (金)
早野 透
「わたしの田中角栄論」
早野 透
元朝日新聞コラムニスト
桜美林大学名誉教授
没後20年以上を経て、突如として沸き起こった田中角栄ブームは何を意味するのか。かつて番記者として角栄に密着し、地元取材のため新潟勤務もこなした早野教授が希代の政治家田中角栄の実像を語り、巷の角栄論から垣間見える日本の政治意識、リーダー待望論を分析する。
2016/11/24 (木)
前田 鎌利
「日本文化とプレゼンテーション」
前田 鎌利
書家
株式会社 固 代表取締役
一般社団法人 継未 代表理事
“孫正義の後継者発掘・育成”を掲げるソフトバンクアカデミア1期生かつ首席、そのプレゼンに孫氏も一発でOKを出した。一方で空間や線、墨の濃淡を駆使し想いを伝える書家としての顔も持つ前田氏。限られた時間の中でも相手に伝わるプレゼン作成のポイントを解説する。
2016/11/30 (水)
尾崎 宗春
「「尾崎牛で世界制覇」 -健康な牛肉でないと人を健康に出来ない!」
尾崎 宗春
牛肉商尾崎 商主
NYの超高級店が提供する1000USドルのコースのメインは尾崎牛。“他人に感動を届ける”をモットーに飼育された牛に世界の一流シェフ達が注目する。大国アメリカに学び、勝負できる牛肉づくりをめざし試行錯誤の末に独自の飼育法を確立した尾崎氏がその軌跡と未来を語る。
※本講演は講演60分、質疑応答60分の構成です。
2016/12/02 (金)
池尾 和人
「異次元緩和と財政ファイナンス」
池尾 和人
慶應義塾大学経済学部 教授
異次元の領域に踏み込んだ政府と日銀の量的・質的金融緩和政策。究極の禁じ手と言われるヘリコプターマネーへの突入を危惧する声も多い。深刻な経済混乱を引き起こしかねないと、新聞等でかねてから警鐘を鳴らしてきた金融論の第一人者池尾教授が問題点を斬る。
2016/12/08 (木)
向谷 実
「好きなことをビジネスに変える~音楽と鉄道がいっぱい~」
向谷 実
音楽プロデューサー
株式会社音楽館 代表取締役
軽い気持ちで加入したバンドはプロデビュー後、日本屈指のスーパーバンドに成長し、音楽で培ったスキルと好きな鉄道を融合させたシミュレーションゲームは予測を覆す大ヒットに。好きなことから仕事を生み続ける向谷氏に先の見えない時代を生きるヒントを得たい。
2016/12/09 (金)
矢内 利政
「科学で斬るベースボール」
矢内 利政
早稲田大学スポーツ科学学術院 教授
100m11秒台の外野手。飛球が滞空する3.5秒間で守れる範囲は?身体構造や運動を力学的に探求するバイオメカニクスを知ればスポーツ鑑賞はより楽しくなる。競技力向上と傷害予防に向け、大学・社会人・プロ野球選手を対象に研究を進める矢内教授が最新の知見を披露する。
2016/12/13 (火)
柳家 花緑
「笑いと感謝、いま大切におもうこと。」
柳家 花緑
落語家
戦後最年少の22歳で真打昇進。スピード感あふれる歯切れのいい語り口が人気で、新作のほか洋装と椅子で行う“同時代落語”にも意欲的に取り組む。35年近く芸を磨いてきた柳家花緑師匠が、いま感じる大切なものは、笑いと感謝。講演後の一席も楽しみな一石二鳥の90分。
※本講演は落語一席を交えた90分と質疑応答30分の構成です。
2016/12/16 (金)
齋藤 ウィリアム 浩幸
「IoTとサイバーセキュリティ」
齋藤 ウィリアム 浩幸
株式会社インテカー 代表取締役社長
内閣府参与 兼 経済産業省参与
10代で商用ソフト開発を始め、事実上の世界標準規格となる生体認証システム技術を生んだ齋藤氏。起業家であり、IoTとセキュリティの専門家であり、内閣府本府参与として政策にも携わる第一人者が、IT戦略に関わる世界の中の日本の位置と問題点を鋭く指摘する。
2017/01/12 (木)
志賀 俊之
「日産:変革を支えるレジリエントオーガニゼーション」
志賀 俊之
日産自動車株式会社 取締役副会長
事業環境の変化がより複雑かつスピードを増し、短期予測さえも困難になっているいま、組織もまた状況と業績に合わせての変革が必要だ。ゴーンCEOの下でリバイバルプランの立案・実行に尽力した志賀副会長が変革を支えるリーダーシップと柔軟性のある組織づくりを語る。
2017/01/17 (火)
清水 聰
「新たな顧客マネジメント~循環型マーケティングの提案~」
清水 聰
慶應義塾大学商学部 教授
情報感度が高い人が潜在顧客にも情報を回す、循環型マーケティングとは?SNSの登場とスマホの普及で口コミが消費者の意思決定に大きく影響する時代の、新たな購買意思決定プロセスは日本独自の視点から導かれた。清水教授が次なる顧客マネジメントについて解説する。
2017/01/19 (木)
梅原 大吾
「一日ひとつだけ強くなる」
梅原 大吾
プロゲーマー
15歳で日本一、17歳で世界一。ギネス認定の「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」は独自の哲学と努力から生まれた。運や要領でも実現する1回の勝ちではなく、勝ち続ける強さを身につけるために毎日小さな成長を積み重ねる梅原氏に生き方のヒントを得たい。
2017/01/24 (火)
田口 佳史
「人生は噛みしめるように生きる」
田口 佳史
東洋思想研究家
株式会社イメージプラン 代表取締役社長
在野の東洋思想研究家として「西洋と東洋の知の融合」を説き続ける田口氏。今回の夕学では、人の交わり、自然と閑居の楽しみを説き、処世訓の最高傑作と評される中国古典「菜根譚」を題材に、堅い菜根を噛みしめるように苦しみながら生きることの意味と重要性を語る。
2017/01/27 (金)
海部 陽介
「日本人4万年の旅を再現する」
海部 陽介
国立科学博物館人類研究部 人類史研究グループ長
3万8000年前頃、我々の祖先は海を渡り日本へとたどり着いた。様々な学問の進展と知見統合で日本の人類史の解明も急速に進んでいる。3つの仮説のうち、各分野の一流専門家と共に台湾~琉球列島ルートの草舟航海プロジェクトに挑む海部氏が現在の状況を熱く語る。