夕学五十講

講演履歴(2011年度 後期)

2011/10/06 (木)
石倉 洋子
「「OR」から「AND」への戦略シフト」
石倉 洋子
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授
従来はトレードオフと考えられていた分野や地域を超えて、新たな組み合わせを実現することが求められている。慶應KMDに移籍した石倉教授が「OR」から「AND」への戦略シフトを説く。
2011/10/07 (金)
工藤 公康
「あきらめない男の生き方」
工藤 公康
野球浪人
野球浪人を自称し、29年間過ごした日本球界を離れ米大リーグへの挑戦を明言する工藤選手。「目標達成で人生終わりでは生きている価値はない。不安がなかったら生きていて面白くない」あきらめない男の人生観と意欲の源泉を伺う。
※本講演では定員数を増やしましたため、全て椅子席となります。机席ご利用の方には申し訳ありませんが、ご了承ください。
2011/10/11 (火)
山折 哲雄
「大災害に向き合う日本人のこころ」
山折 哲雄
宗教学者
3月の大震災が多くの国民に無力感や諦念をもたらしたように、古来より幾たびかの「未曾有」の災害が我々の自然観・死生観を形作ってきた。歴史や思想に造詣の深い山折氏に、大災害に向き合う日本人の心象についてお聞きする。
2011/10/14 (金)
亀田 信介
「サービス業としての病院経営」
亀田 信介
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 院長
患者の満足を第一に優れた医療システム構築や人材確保に努め、医療機能評価機関JCIから日本初の認証を取得。決して便利ではない立地ながら多くの外国人患者までもが利用する亀田総合病院院長にサービス業としての病院の在り方を伺う。
2011/10/18 (火)
金子 郁容
「東北大震災と新しい公共」
金子 郁容
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 教授
阪神淡路大震災で新たなボランティア概念とその支援システムを提唱した金子教授と共に、今回の震災でのボランタリーな活動のインパクトを比較し、「支え合い」や「他人への配慮」などを基本とする「新しい公共」という社会像について考える。
2011/10/20 (木)
前刀 禎明
「五感を活かすセルフ・イノベーション」
前刀 禎明
株式会社リアルディア 代表取締役社長
元アップルコンピュータ(株)代表取締役
大人も子供も感性、創造力、表現力が増せばモチベーションの向上に繋がる。アップル社の日本法人社長としてiPod戦略を大成功に導いた前刀氏が、自らのキャリアと人生観に基づき始めた五感を刺激する教育事業について熱く語る。
※急遽、先日亡くなったスティーブ・ジョブズ氏についても、当時のエピソード等をお話いただくことになりました。
2011/11/02 (水)
加藤 嘉一
「内から見た中国、外から見た日本―そして世界」
加藤 嘉一
北京大学研究員
英フィナンシャルタイムズ中国版コラムニスト
国費留学生として北京大に入学、五輪開催に向け急成長を遂げた中国にあって、活発な言論活動を行う「中国で一番有名な日本人」加藤氏。内側から見た人にしかわからないリアルタイムの中国とそこから見えてくる日本と世界を語る。
2011/11/09 (水)
千住 博
「美とは何か」
千住 博
画家・京都造形芸術大学 学長
美しい人生・美しい国・美味しい生活。美しいとは何を指し、美しい人・美しい絵とは如何なる存在なのか?経済や利便性に重きを置きすぎてきた私達だが、日本画を通じて美とその真理を追求する千住氏と人間本来の五感を呼び覚ましたい。
2011/11/15 (火)
村山 斉
「宇宙に終わりはあるのか」
村山 斉
東京大学国際高等研究所 数物連携宇宙研究機構 機構長・特任教授
カリフォルニア大学バークレイ校 物理学教室 教授
宇宙の95%以上が暗黒物質、暗黒エネルギーという未知のものに支配されており、その研究が宇宙の誕生と行く末を明らかにするかもしれない。人類の疑問解明の為に飽くなき研究を続ける村山教授が最新の宇宙論と取組みを解説する。
2011/11/16 (水)
ピーター・バラカン
「ロンドンそしてトーキョー、音楽漬けの60年」
ピーター・バラカン
ブロードキャスター
60年代のロンドンで青春を過ごし、来日以来37年間を日本で暮らしてきたバラカン氏。フリーのブロードキャスターとしてテレビやラジオのパーソナリティ、評論、著作など幅広く活躍する日々の心の支えとなってきた音楽の魅力を語る。
2011/11/21 (月)
村上 陽一郎
「安全とリスクを考える」
村上 陽一郎
東洋英和女学院大学学長
東京大学・国際基督教大学名誉教授
科学技術の力により「安全」構築と「リスク」制御は可能である。しかしリスク制御が確率論である以上、リスクゼロはあり得ない。原発事故による不安感が社会を覆う今、村上学長が「安全とリスク」、「安心と不安」の相違点を語る。
2011/11/25 (金)
豊竹 咲大夫
「古典芸能の心」
豊竹 咲大夫
人形浄瑠璃文楽太夫
世界無形文化遺産、文楽は人形1体を3人で操り、大夫・人形・三味線の三業一体による世界でも類を見ない総合芸術だ。9歳で入門し最重要場面を語る切語りとして活躍する豊竹師匠にその魅力、ご自身の感性や大夫としての生き方を伺う。
2011/11/29 (火)
飯田 哲也
「3.11後の日本のエネルギー戦略」
飯田 哲也
特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所 所長
安全神話が覆り対応が後手に回る今、原発利用の国民的な議論とエネルギーシフトや省エネが急務だ。環境エネルギーに造詣の深い飯田氏が、自然を利用した安全で公平なエネルギー作りや地域再生など、新しい未来に向けた提言を行う。
2011/11/30 (水)
佐山 展生
「リーダーの危機突破力」
佐山 展生
GCAサヴィアングループ(株)取締役
一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授
インテグラル(株)代表取締役
平常時は特にリーダーに指示を仰ぐ必要はないが、非常時はリーダーの危機突破力如何で組織を更に危機的な状況に追い込むことになる。M&Aや事業再生に多く関わってきた佐山教授が様々な状況下で危機に立ち向かうリーダー像を語る。
2011/12/08 (木)
本田 直之
「7つの制約にしばられない生き方」
本田 直之
レバレッジコンサルティング株式会社 代表取締役社長
時間・場所・働き方・人・服装・思考・お金に何の制約もなければライフスタイルはどう変わるだろう?少ない労力で多くのリターンを得るレバレッジ思考を提案する本田氏が大変化時代をストレスなく生きる為の考え方、スキルと方法を語る。
※本講演は講演60分・質疑応答60分とし、質疑応答時間を多くいたしました。
2011/12/09 (金)
長谷川 英祐
「組織の効率と存続~アリとヒトの同じところ違うところ~」
長谷川 英祐
北海道大学大学院農学研究院 准教授
「働かないアリ」は他のアリが疲れて働けなくなった時に働きだしてコロニーの絶滅を回避させるという。非効率なシステムが組織の長期存続を可能にする。長谷川准教授がアリと人との違いを踏まえながら組織の効率と存続を講義する。
2011/12/13 (火)
竹田 青嗣
「哲学の遠望鏡で現代を見る」
竹田 青嗣
早稲田大学国際教養学部 教授
哲学の思考の遠近法は、百年単位で人間の社会と時代を考えるという。環境と成長、安全と科学技術など様々な問題に満ちた現代社会を、哲学の遠望鏡を使って眺めてみるとどうなるか。哲学者であり、文芸評論家の竹田教授が解説する。
2011/12/15 (木)
永田 和宏
「科学と文学のあいだ」
永田 和宏
歌人(「塔」短歌会主宰)
京都産業大学総合生命科学部 教授・学部長、京都大学 名誉教授
40年近く、科学者と歌人という二足の草鞋を履いてきた永田教授。研究と創作という二つの仕事が、一人の人間の中でどのような意味を持ってきたのか。妻であり歌人であった河野裕子氏の生涯も語っていただきながら考えてみたい。
2011/12/20 (火)
宮脇 昭
「いのちの森を育てよう~エコロジーの脚本にもとづいて~」
宮脇 昭
横浜国立大学名誉教授
(財)地球環境戦略研究機関 国際生態学センター長
震災瓦礫の山は貴重な地球資源、ヘドロさえも木の栄養分。瓦礫で丘を作り、土地本来の植物を植え森にする。独自の方法で世界に3千万本以上植樹した宮脇名誉教授が、地域経済と共生し天災から人の命を守る森育成への決心を語る。
※著書『瓦礫を活かす「森の防波堤」が命を守る』を事前にお読みになることをお薦めします。
2012/01/12 (木)
夏野 剛
「スマートフォン時代の新しい社会とビジネス」
夏野 剛
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授
スマートフォンの登場と急成長は私たちのライフ&ビジネススタイルの変化を予感させる。iモードやおサイフケータイを生んだ夏野教授に、ケータイ、PCの更なる融合や業界の力学構造の変化など、変貌しつつあるモバイルIT革命の展望を伺う。
2012/01/17 (火)
池尾 恭一
「マッチング・ビジネスとしてのマーケティング」
池尾 恭一
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 ビジネス・スクール教授
日本の低迷とアジアの成長、ネットの普及等により「プロダクトアウト」「マーケットイン」といった従来型マーケティングは変革時代を迎えた。池尾教授が新たな方向性「マッチング・ビジネスとしてのマーケティング」を提起する。
2012/01/20 (金)
川田 順造
「人類学から日本を問い直す」
川田 順造
神奈川大学 特別招聘教授・日本常民文化研究所客員研究員
近代化の150年で我々は何を得、何を失ったのか?川田教授が日本列島の歴史と文化を最新の人類学で読み解き、明治日本を問い直し、アジア・アフリカ諸国と高度成長期までの日本を対比することで今後の我が国の在り方に一石を投じる。
2012/01/24 (火)
吉田 都
「挑戦し続けるこころ」
吉田 都
バレリーナ
世界3大バレエ団の一つ、英国ロイヤルバレエのプリンシパルを15年務めた。東洋人ダンサーの先駆けとして体格や言葉の壁を乗り越え愛され続けた経験を振り返り、喜びと苦労、そしてフリーランスとなったこれからの挑戦について伺う。
※対談形式の講演です。
2012/01/25 (水)
宗次 德二
「夢を持つな!目標を持て!」
宗次 德二
株式会社壱番屋 創業者特別顧問
不安だらけの社会を変えるのは即効的手段より個々人の心構えの持続。15歳までの貧困と孤独から人に喜んでもらいたい一心で様々な苦難を乗り越え日本一のカレーチェーンを育てあげた宗次氏が、経験に基づいた経営・人生哲学を語る。
2012/01/31 (火)
武石 彰
「経済社会変革としてのイノベーション」
武石 彰
京都大学大学院経済学研究科 教授
日本お家芸の改良型製品開発、モノ作りに限界が見える時代。技術の創造と経済社会への主体的・創造的な働きかけが真のイノベーション、経済成果の革新と経済社会の変革をもたらす。武石教授が事例からその特質やメカニズムを論じる。