夕学五十講

講演履歴(2010年度 後期)

2010/10/05 (火)
清水 宏保
「限界に挑み続けて」
清水 宏保
長野五輪金メダリスト
スプリントでは長身選手有利の常識を覆して世界記録を出し、4度のオリンピック出場、ワールドカップ優勝通算34回を成し遂げた清水氏。持病の喘息や怪我、挫折と闘い、自らの限界と世界一への挑戦を続けた経験から、やり抜くことの素晴らしさを伺う。
※トークショー形式の講演60分・質疑応答60分の構成です。
2010/10/06 (水)
楠木 建
「ストーリーとしての競争戦略~優れた戦略の条件~」
楠木 建
一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授
「優れた戦略とは、思わず人に話したくなるような面白いストーリーである」楠木教授はそう語る。競争戦略を「ストーリーづくり」として理解するという画期的な理論は、実務家にも大反響を呼んでいる。思わず人に話したくなる面白い講演を期待したい。
2010/10/13 (水)
中尾 政之
「失敗の予防学」
中尾 政之
東京大学大学院工学系研究科 教授
人や組織はなぜ同じ間違いを繰り返すのか?多くの事例から失敗に至るメカニズムや類似性を見いだせれば回避も可能になる。失敗について研究を重ねる中尾教授に、技術者・研究者としての経験をふまえたビジネスの現場で活かせるアドバイスを頂く。
2010/10/14 (木)
中村 安希
「世界を歩く」
中村 安希
ノンフィクション作家
45Lのザックには最低限の必需品にビデオとテープ、ノートPC。ユーラシアとアフリカの47カ国を2年間に渡り見聞した中村氏に、多様性あふれる人達とのふれあいや価値観の違いについて、そして海外に出て再発見した日本や日本人についてお聞きする。
2010/10/20 (水)
上田 泰己
「体内時計が示すもの」
上田 泰己
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター プロジェクトリーダー
脳の中心部で刻まれる体内時計。その狂いは病気の原因に、その解明は新薬や治療法の開発に繋がると期待される。世界で初めて体内時計のずれを簡単に測定する方法を開発、研究を進めている上田氏に生命科学の不思議と可能性について伺う。
2010/10/21 (木)
大久保 恒夫
「小売業経営のプロに聞く」
大久保 恒夫
株式会社成城石井 前相談役

業務改革を担当したイトーヨーカ堂を退職後、コンサルタント会社を設立しファーストリテイリングや良品計画を指導、不採算企業支援も行ってきた。老舗スーパー成城石井の再建に成功し、相談役に就いたばかりの小売のプロに脱デフレの経営戦略を伺う。

2010/10/25 (月)
松尾 睦
「経験から学ぶ力を高める」
松尾 睦
神戸大学大学院経営学研究科 教授
経験は大切だが、本当に重要なのはそこから学習し、成長することだ。これまでに経験学習のメカニズムを明らかにしてきた松尾教授が、自分の成長、後輩・部下の育て方、組織における学びの高め方等、経験から学ぶ力を高める方法をアドバイスする。
2010/11/01 (月)
金井 真介
「社会を静かに変えていくプラットフォーム ダイアログ・イン・ザ・ダーク」
金井 真介
ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン 代表
ドイツ発、世界25ヶ国600万人以上を動員したエンターテイメント。アテンドと呼ばれる視覚障害者のサポートで、参加者は暗闇の中では何人も平等なことを知り、謙虚さや感謝について学ぶ。代表の金井氏が視覚以外の様々な感覚の可能性について語る。
2010/11/09 (火)
川口 淳一郎
「「はやぶさ」と日本の宇宙開発」
川口 淳一郎
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 教授
月・惑星探査プログラムグループ プログラムディレクタ
燃料漏れや地球との通信の中断などを乗り越え、7年間・60億Kmの壮大な宇宙の旅を終えて地球に帰還した小惑星探査機はやぶさ。プロジェクト責任者の川口教授が、情熱をもち困難に立ち向かっていったエピソードやミッションの成果等について語る。
2010/11/11 (木)
リシャール・コラス
「グローバルワールドにおける日本~鎖国か開国か?~」
リシャール・コラス
シャネル株式会社 代表取締役社長

「Japan in the Global World:  SAKOKU or Open Society?」
今回の経済危機は、グローバル化進展の中での日本の方向性を問う契機となった。フランスのトップブランドのビジネスマンとして成功を収めると同時に、在住30年超の知日派として日欧の架け橋となってきたコラス氏が、日本の行方について語る。

2010/11/16 (火)
多川 俊映
「興福寺1300年 祈りとこころ」
多川 俊映
興福寺貫首
1300年の歴史を誇る興福寺の貫首であり、大きな話題を呼んだ「阿修羅展」の推進者でもある多川氏。森羅万象あらゆるものを、個人の心の領域とする「唯識仏教」研究者の第一人者でもある多川氏に、仏教における「祈りのこころ」、その意味を伺う。
2010/11/18 (木)
甲野 善紀
「身体から起こす革命」
甲野 善紀
武術研究者
うねらない、ためない、ひねらない。固定的な支点に依らない、従来とは全く異なる身体運用法がスポーツをはじめ演奏、介護、工学、教育等の分野で注目されている。古武術のみならず様々な分野に造詣が深い甲野氏に心と身体の両方を磨くヒントを頂く。
2010/11/24 (水)
佐藤 優
「民主党の外交はなぜ国益を体現できていないのか」
佐藤 優
作家・元外交官
発足時に70%超の高支持率を誇った鳩山政権は8ヶ月で退陣、後続の菅政権も参院選で惨敗し苦戦を強いられている。外交実務のプロとして活躍した佐藤氏が、官僚と政治の関係を主軸に現状と課題を分析し、この国のあるべきかたちについて提言を行う。
2010/11/26 (金)
菊地 成孔
「ポピュラーミュージックの歴史を、音楽理論で辿る」
菊地 成孔
音楽家・文筆家・音楽講師
ヨーロッパ音楽と黒人が奏でるアフリカ音楽、アメリカ大陸でこの二つが出会ったときポピュラー音楽の歴史が産声をあげた。ジャズ奏者・ボーカリストであり20世紀商業音楽の歴史化の仕事でも注目を集める菊地氏が、音楽理論からその歴史に迫る。
2010/12/02 (木)
清水 勝彦
「原点回帰の経営戦略」
清水 勝彦
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授

顧客や価格競争に振り回され自分を見失う経営はやがて限界を迎える。コンサルタント10年、アメリカで経営戦略の研究・教育15年の経験を持つ清水教授が、夢と強みを把握し、社員が情熱を持って仕事を続けられる、原点回帰の経営の必要性を説く。

2010/12/03 (金)
竹中 平蔵
「問題解決スキルとしての経済古典」
竹中 平蔵
慶應義塾大学 総合政策学部教授・グローバルセキュリティ研究所所長
経済学は「社会の問題を解決するスキル」として発展してきた。だからこそ混迷の時代を理解する経済リテラシーを高めるには、経済古典が役に立つ。そう喝破するする竹中教授が、アダムスミスやケインズ、シュンペーター等の理論をシャープに解説する。
2010/12/07 (火)
杉山 愛 田中ウルヴェ京
「世界で戦うということ」
杉山 愛
プロ テニスプレーヤー
田中ウルヴェ京
メンタルトレーナー
専属サポートチームがあっても、心身を万全に保ちながら国内外を転戦し続けるのは簡単なことではない。日本人初のWTAダブルス世界ランキング1位、4大大会ベスト8など輝かしい戦歴の裏にある挫折、再生への軌跡、挑み続けることの素晴らしさを伺う。
※トークショー形式の講演90分・質疑応答30分の構成です。
2010/12/09 (木)
河合 薫
「『生きる力』を高めるリーダー術~手放したくない部下の育て方~」
河合 薫
東京大学非常勤講師・健康社会学者
自殺者が年間3万人。ある調査では従業員の約9割が仕事にストレスを感じるという時代において、それへの対処はあらゆる組織の課題となっている。産業ストレス等を専門に研究する河合氏に、職場で良い人間関係を築き活き活きと働くためのコツを伺う。
2010/12/16 (木)
鎌田 東二
「日本の聖なるもの、神なるもの」
鎌田 東二
京都大学こころの未来研究センター 教授
八百万の神々の国、日本。人々は森羅万象の中に様々な神を見つけ、また、言霊、依代、神仏習合など独自の多神多仏文化を築いてきた。幼少時から神秘の世界に関心を持ち、民俗学にも造詣の深い鎌田教授に日本人の宗教観や深層心理について伺う。
2010/12/22 (水)
山崎 将志
「正しい努力の方向性」
山崎 将志
株式会社アジルパートナーズ パートナー
やる気も能力もあるのに、仕事がうまくいかないのはなぜなのか?ベストセラー『残念な人の思考法』の著者であり、コンサルタントである山崎氏が日常の「残念」な事例、日々の仕事に応用できる思考方法へ切り換えるためのヒントを紹介する。
2011/01/14 (金)
酒井 穣
「ビジネスパーソンの成長を決める、ビジネス・マインドとは」
酒井 穣
フリービット株式会社 戦略人事部ジェネラルマネジャー
ビジネスパーソンの成長には、マインド、スキル、ナレッジが必要だ。その中で、マインドは最も置き去りにされ易いトピックである。ベストセラー著者で、グローバルに活躍する酒井氏が、成長を決めるビジネス・マインドを語る。
2011/01/20 (木)
小幡 績
「新しい社会と新しい経済政治システム」
小幡 績
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 准教授
あらゆるモノが手に入り、かゆい所に手が届くようなサービスがあふれ、カネがあまる日本。経済の成熟、少子化や資本の海外逃避を迎える中での持続可能な経済社会のあり方とは?小幡准教授が新しい社会・価値観と政治経済構造を平易に解説する。
2011/01/21 (金)
田渕 久美子
「力強くたおやかに生きる~篤姫とお江~」
田渕 久美子
脚本家
戦国から江戸初期のお江と、幕末から明治維新の篤姫。時代は違えど激動のときを自ら駆け抜けた姿が多くの現代人を惹きつける。これまで脇役だった二人に光を当て脚本を手掛けた田渕氏に、女性の目線からみたその魅力と描くまでをお聞きする。
※トークショー形式の講演90分・質疑応答30分の構成です。
2011/01/25 (火)
山下 泰裕
「人生の金メダルを目指して」
山下 泰裕
東海大学理事・体育学部長、特定非営利活動法人柔道教育ソリダリティー 理事長

グローバル化が進み、発祥国・日本が国際ルールの導入を決めた柔道と、日本を取り巻く環境が酷似するいま、現役で203連勝、オリンピックで金を成し遂げた後、指導者として世界と闘い続ける山下氏が得た知見に、人生の歩き方のヒントを見出したい。

2011/01/26 (水)
守島 基博
「職場寒冷化に歯止めを!~人が育つ場としての職場を取り戻そう~」
守島 基博
一橋大学大学院商学研究科 教授
効率化、人材マネジメントの変化の中で、無意識のうちに人を育て、育つ機会を与える場としての職場はその機能を失った。組織の強化と人材開発の再構築が急務ないま、経営者、人事、現場のマネジャーは何をどうするべきか、守島教授が問題提起する。