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「近代天皇論~天皇制と民主主義~」 平成28年8月、「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」が発せられ、それを受けて平成29年6月には「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」が国会で成立しました。 明治・大正・昭和の終わりは、天皇の崩御と必ず結び付いていましたが、それとは違う新しいかたちが法制化されたのです。近代日本と天皇を巡る革命的事態が生じた。そう表現しても過言ではないでしょう。 そして、この経過は、様々なクエッション・マークも喚起したと思います。象徴天皇とは? 天皇の公的行為とは? 戦後民主主義と天皇の相性とは? そうした諸問題にふれながら「平成の終わり方」に思いを寄せてみたく存じます。
『近代日本の右翼思想』講談社(選書メチエ)、2007年
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