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「人間は、人を助けるようにできている」 現在は開業せず、どこの大学や病院にも勤務しないフリーの眼科医です。1カ月の半分は、北は盛岡から南は鹿児島まで、約10か所の病院を渡り歩いて診察と手術を行い、生活費と現地での活動費をやりくりしています。残りの半分は主にベトナムの首都ハノイに行って、ベトナム国立眼科病院にて網膜硝子体手術およびその指導を行い、またハノイやホーチミンに貧しさのためにハノイやホーチミンに行けない人たちに対して、地方に医療資機材を運び込み、無償で白内障手術をしています。そんな僕の生き方に疑問を持つ人がたくさんいます。「なぜ、そんなことをしているのか?」。揶揄する人もいます。いつも考えるのは、「一人ひとりが、それぞれの場所で、今できることを精一杯やること」が大事なのだということです。どうしたら生きがいを持って生きられるのか。ベトナムでの医療活動を通して、私の人生観をお話しいたします。
『はっちゃんベトナムに行く―自分さがしの旅』アーティストハウスパブリッシャーズ、2007年 『人間は、人を助けるようにできている』あさ出版、2010年 『老ける・老けないは目で決まる!』すばる舎、2013年
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