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「多数決ではない決め方と、多数決の正しい使い方」 2000年のアメリカ大統領選挙ではゴアがブッシュに優勢するなか、「第三の候補」ネーダーが参戦した。ネーダーはゴアの票を致命的に喰い、ブッシュは「漁夫の利」で勝利をつかむ。翌年アメリカは同時多発テロの攻撃を受け、その後ブッシュは反撃の延長線上にイラク戦争を開始する。フセイン政権は倒したが、イラクの統治は安定しない。結局フセインの残党が勢力を盛り返して、それが「イスラム国」の母体となった。テロが頻発し排外主義が世界を渦巻く2016年、イギリスはEUからの離脱を国民投票で決め、アメリカはトランプ大統領を選出した。多数決に翻弄される世界で、多数決の「正しい使い方」と、その代替案を考えていこう。
『メカニズムデザイン』(共著)、ミネルヴァ書房、2008年 『マーケットデザイン入門』ミネルヴァ書房、2010年 『マーケットデザイン』筑摩書房(ちくま新書)、2013年 『社会的選択理論への招待』日本評論社、2013年 『メカニズムデザインと意思決定のフロンティア』(編著)、慶應義塾大学出版会、2014年 『多数決を疑う』岩波書店(岩波新書)、2015年 『決め方の経済学』ダイヤモンド社、2016年 『ミクロ経済学入門の入門』岩波書店(岩波新書)、2017年
『多数決を疑う』坂井豊貴著、岩波書店(岩波新書)、2015年
http://www6.nhk.or.jp/ch18/ ch.18|NHKオンライン
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