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講師紹介

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遠藤 謙

講演日 2017/06/13 (火)

遠藤 謙
エンドウ ケン

義足エンジニア
株式会社Xiborg 代表取締役

講師略歴

1978年生まれ。
2001年慶應義塾大学理工学部機械工学科卒業。
慶應義塾大学修士課程修了後、渡米。
マサチューセッツ工科大学メディアラボバイオメカニクスグループにて、人間の身体能力の解析や下腿義足の開発に従事。2012年博士取得。一方、マサチューセッツ工科大学D-labにて講師を勤め、途上国向けの義肢装具に関する講義を担当。
現在はソニーコンピュータサイエンス研究所アソシエイトリサーチャー。ロボット技術を用いた身体能力の拡張に関する研究に携わる。

2012年、MITが出版する科学雑誌Technology Reviewが選ぶ35才以下のイノベータ35人(TR35)に選出された。
2014年ダボス会議ヤンググローバルリーダー。
2016年には開発した「Xiborg Genesis」の販売を開始し、同年9月のリオデジャネイロパラリンピックでは佐藤圭太が使用した。

HP: Xiborg|Delight of Locomotion for All People

講演内容

「技術で障害という言葉をなくす」

数十年前、視力の弱い方があたかも障がい者のように扱われ、眼鏡をかけることがコンプレックスに感じられることがありました。それが今眼鏡の技術が進み、ファッション性もすぐれ、視力が悪いことがネガティブに取られることがなくなりました。これは技術が身体や社会になじんだ事例です。いま障がい者とよばれている人ももしかしたら数十年後には障がい者とよばれていない時代がくるかもしれません。そんな身体を再定義するような技術開発を目指しているのがわれわれXiborgです。講演では義足技術を中心に、身体が技術によって今後どのように進化していくかを話します。

主要著書

(論文)
Endo, Ken.
A model of muscle-tendon function in human walking.
Massachusetts Institute of Technology,Ph.D thesis 2012.
Ken Endo and Hugh Herr, “A Model of Muscle-Tendon Function in Human Walking at Self-Selected Speed”,  IEEE transactions on neural systems and rehabilitation engineering, 2014

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