講師紹介
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講師略歴
ピアニストとしてデビュー30周年を迎える2016/2017シーズンは、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団とのツアーを行ったほか、ショパンとチャイコフスキーの協奏曲の記念コンサート(東京・兵庫)、記念リサイタル(全国各地)、ブラームスとショパンの人生から描いた演劇とのコラボレーション企画(全国7公演)などを実施。2016年にはCD『ショパン:ワルツ』『永遠のショパン』をリリース、2017年春にはショパンのリサイタルを収録したDVDを、2017年秋にはシューマンのアルバムをリリース予定。そのほか、2017年度には全国の4つの公共ホールが連携して実施する「音楽がヒラク未来」の芸術監督をつとめることが決定。アウトリーチを軸とした教育的活動にも引き続き精力的に取り組む。———
桐朋学園大学1年在学中に、第51回日本音楽コンクール第1位、あわせて増沢賞を受賞。文化庁在外研修員としてミュンヘン国立音楽大学に留学。ジュネーヴ国際コンクール最高位、メンデルスゾーン・コンクール第1位メンデルスゾーン賞、エリザベート王妃国際コンクール5位と受賞を重ね、国内でも村松賞、モービル音楽奨励賞を受賞した。これまでに、マゼール指揮ピッツバーグ響、バイエルン放響、フィルハーモニア管、ズッカーマン指揮イギリス室内管(ECO)、ブルゴス指揮ベルリン放響、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルなどと共演。カーネギーホール、ベルリン・フィルハーモニーホール、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニーホールなどでもコンサートを行ってきた。05年には、英国チャールズ皇太子夫妻ご臨席のもとウィンザー城で行われたイギリス室内管弦楽団(ECO)主催の「結婚祝祭コンサート」に出演し称賛された。
レコーディングはソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結び、多数のCDをリリース。著作に『ピアニストはおもしろい』(春秋社)等がある。一般財団法人地域創造理事、大阪音楽大学特任教授、桐朋学園大学教授。テレビ番組、新聞、雑誌などメディアへの出演も多く、音楽の素晴らしさを広く深く伝える姿勢は多くの共感を集めている。
仲道郁代オフィシャル・ホームページ http://www.ikuyo-nakamichi.com
写真 ©Kiyotaka Saito
講演内容
「ピアノの魅力、音楽の力、芸術の力」ピアニストとは実に面白い人種です。面白すぎて時には“偏屈”とも言われます。では、どうしてそんなふうになってしまったのか。それは、日々音楽に向き合い、「あーでもないこーでもない」と試行錯誤を繰り返すところから培われる特性なのです。ピアニストが何を考え、どのように音楽に向き合うのか。本当は秘密にしておきたいことではあります。でもそれを知ることにより、音楽の聴き方、捉え方がグーンと変わり、ドーンと深まるはず。そんな思いから、私は楽曲のみでなく画像やトーク、芝居などの要素を盛り込んだコンサートやワークショップにもチャレンジし続けています。
今回はピアノの醍醐味、音楽の素晴らしさにピアニスト目線で迫り、皆さんに面白さ、豊かさをご紹介できたらと思っています。
「クロシングでの視聴はこちら」
※本講演は終了していますが、過去開催の「夕学講演会」約140本を、オンデマンド視聴可能な「クロシング(夕学アーカイブ)」より全編ご視聴いただけます。
(お申込み後、7日間無料体験いただけます。なお、ご視聴には会員情報登録(クレジットカード登録含む)及び初期設定が必要です。)
主要著書
『ピアニストはおもしろい』春秋社、2015年『CDでわかる ベートーヴェン鍵盤の宇宙』ナツメ社、2012年
『CDでわかる ショパン鍵盤のミステリー』ナツメ社、2010年
『CDでわかる ピアノの名器と名曲』ナツメ社、2008年
『DVD・BOOK 至福のピアノ 弾く・聴く・楽しむ』講談社、2005年
『ステージの光の中から~仲道郁代の音楽学校』音楽之友社、1997年
主なCD
『モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集』ソニー・ミュージック・インターナショナル、2014年
『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集<Vol.1~11>』ソニー・ミュージック・インターナショナル、2003年~2007年
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