夕学五十講

講師紹介

東 直子
ひがし なおこ
講演日 2016/05/10 (火)
歌人、作家、早稲田大学教授

講師略歴

1963年広島県生まれ。1996年、「草かんむりの訪問者」で第7回歌壇賞受賞。2006年には「長崎くんの指」で小説家としてもデビューし、2016年には『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞受賞。そのほか、書評、エッセイ、絵本テキスト、ミュージカル脚本の執筆もある。
イラストレーション青山塾16期生としてイラストを学んだ経験もあり、自著の装画も手がけている。
2009年より2011年までNHK短歌選者、2011年より歌壇賞、2014年より角川短歌賞選考委員。2015年、早稲田大学文学学術院文化構想学部教授。
現代歌人協会理事。NHKカルチャー青山教室短歌講座講師。
「公募ガイド 短歌の時間」選者。

歌集に『東直子集』(邑書林)、『十階』(ふらんす堂)ほか。
2006年、初の小説『長崎くんの指』(マガジンハウス/のちに『水銀灯が消えるまで』集英社文庫)を刊行。『とりつくしま』(ちくま文庫)、『私のミトンさん』(毎日新聞社)、『らいほうさんの場所』(講談社文庫)、『いつか来た町』(PHP研究所)、『いとの森の家』(ポプラ社)、『トマト・ケチャップ・ス』(講談社文庫)など著書多数。
近刊に、小説『晴れ女の耳』(角川書店)、エッセイ集『七つ空、二つ水』(キノブックス)がある。

講演内容

「こんなに自由な言葉たち」

千年以上前から作り続けられている短歌(五七五七七)は、日本語の可能性を広げてきました。近年より自由な言語表現が展開されています。言葉と言葉を組み合わせることによって、新たな言葉の世界が広がります。日本語の持つ音楽性や意味の多重性など、短歌や詩歌の変遷を通じて一緒に味わい、楽しんでいければと思っています。
又、私のもう一つの仕事である小説と短詩型文学との関わりなどについてもお話しできればと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
東直子


主要著書

歌集
第1歌集『春原さんのリコーダー 』本阿弥書店、1996年
第2歌集『青卵』本阿弥書店、2001年
選歌集『東直子集』邑書林〈セレクション歌人〉、2003年
第3歌集『十階―短歌日記2007』ふらんす堂、2011年
穂村弘との往復詩歌集『回転ドアは、順番に』全日出版、2003年(2007年・ちくま文庫)
木内達朗との歌画集『愛を想う』ポプラ社、2004年

小説・エッセイ
長崎くんの指』マガジンハウス、2006年(2010年・集英社文庫/『水銀灯が消えるまで』に改題)
今日のビタミン*短歌添え*』(エッセイ)、本阿弥書店、2006年(2011年・中公文庫/『千年ごはん』に改題)
とりつくしま』(短編集)、筑摩書房、2007年(2011年・ちくま文庫)
さようなら窓』マガジンハウス、2008年(2012年・講談社文庫)
ゆずゆずり』集英社、2009年(2013年・中公文庫/『ゆずゆずり 仮の家の四人』に改題)
薬屋のタバサ』新潮社、2009年
らいほうさんの場所』文藝春秋、2009年(2014年・講談社文庫)
甘い水』リトルモア、2010年
耳うらの星』(エッセイ)、幻戯書房、2011年
私のミトンさん』毎日新聞社、2011年
トマト・ケチャップ・ス』講談社、2012年(2015年・講談社文庫)
キオスクのキリオ』筑摩書房、2012年
鼓動のうた 愛と命の名歌集』毎日新聞社、2014年
いつか来た町』(エッセイ)、PHP研究所、2014年
いとの森の家』ポプラ社、2014年 ※第31回坪田譲治文学賞受賞
トリビュート×百人一首』(共著)、幻戯書房、2015年
短歌の不思議』(評論集)、ふらんす堂、2015年
晴れ女の耳』(怪談短編集)、角川書店、2015年
七つ空、二つ水』(エッセイ)、キノブックス、2015年


推薦図書

十階―短歌日記2007』東直子著、ふらんす堂、2011年
短歌の不思議』東直子著、ふらんす堂、2015年
七つ空、二つ水』東直子著、キノブックス、2015年
ぼくの短歌ノート』穂村弘著、講談社、2015年
桜前線開架宣言』山田航著、左右社、2015年